寄付金を集めることは、多くの事業団体にとって困難な課題のひとつです。
如何にターゲットからの興味と関心をあつめ、目標の一定額まで寄付金を集めるためにできることはどんなマーケティングなのでしょうか。
今回はDMマーケティングでターゲットの興味と感心を集めることに成功し、目標額まで寄付金を集めることに成功した医療業での事例を紹介しています。
また、DMマーケティングで効果を出しやすいイベントなども紹介しているのでマーケティングとの連携を考えている方は必見ですよ!
【アメリカでの事例】DMマーケティングにより多くの寄付を集めることに成功
今回は結腸がん予防プロジェクトを開始した、ケンタッキー州ルイビルに本拠を置く独立した非営利団体での成功した事例を紹介します。
結腸がん予防プロジェクトでは、教育、擁護、および医療システムの改善を通じてスクリーニング率を高めることにより、予防可能な結腸がんの死亡と苦痛を排除することに専念しています。
このプロジェクトの目標は、無保険者と無保険者の無料上映を提唱することでした。
CCPPによって調達された資金は、個人の贈り物、企業からの寄付、助成金の形で提供されているのですが、CCPPはより多くの資金を必要としており、個人の貢献を増やすためにマーケティング費用を効率的に使用したいと考えています。
クライアントは、ダイレクトメールキャンペーンと組み合わせて使用するために、デジタルターゲティングプラットフォームを統合しました。ダイレクトメーラーにはVDP (バリアブルデータ印刷)を使用し、デジタルアートワークをIPバナー広告に反映させました。
結果として、コンバージョン率1.14%のデジタルIPマーケティング広告を受け取った世帯と比較して、0.38%の回答率を達成しました。
キャンペーンで集められた金額の95%は、デジタルIPバナー広告とダイレクトメーラーを受け取った世帯からのものでした。つまり、回答率が高かっただけでなく、それらの人々もより多くの寄付をしたのです。
成功した理由:バリアブル印刷でのDMとクロスメディアマーケティング
今回、非営利団体で成功できた大きな理由はバリアブルDMでそれぞれのターゲットに合わせたDMやタイミングで送付したこと、そしてクロスメディアマーケティングをかけ合わせることにより、あらゆるところでオンラインでもオフラインでも見かける広告により、当事者意識を持たせることができたという点が大きな理由としてあげられるでしょう。
今回の事例では、クロスメディアマーケティングとして、DMマーケティングだけでなく、デジタルIPバナーを活用し、デジタル的なアートワークも行っています。
つまり、自宅のポストで見かけるだけでなく、ネットを開くことで非営利団体の広告を自然と見かけることによりターゲットの意識を動かすことに成功したのです。
加えて、バリアブル印刷だったのでターゲットごとのタイミングに合うDMだったということもあり、成功をおさめることができました。
参考:Digital and Direct Mail:Colon Cancer Prevention Project
【DMマーケティングと合うイベント】かけあわせるなら
年に何回も訪れるイベントにあやかり、ターゲットや顧客の関心を集めて目標達成をしたいと考える方も少なくないでしょう。
今回はいつもと趣向を変えて、DMマーケティングに合うイベントを紹介します。
以前からも、DMマーケティングは、あらゆるタイミングで送付することが良いとされていることをお話していますが、そのタイミングは人によって全く変わってきます。
ただ年に数回、多くの顧客、ターゲットのイベントが合うシーズンがあるのですが、それが次の有名なシーズンです。
- 春:新生活や新入学、卒業シーズン
- 夏:特にファミリーがターゲットのときは大活躍する夏休み、家族恒例シーズン
- 秋:運動会や文化祭、シルバーウィークなどのシーズン
- 冬:クリスマスや正月
以上のシーズンは人によっては、なかなか行事ごとをしないという家庭もあれど、ほとんど多くの家庭が冬の正月は一家総出となったり、運動会や文化祭、シルバーウィークにはどこかへお出かけするなどのアクションをみせますね。
そういったときに、次のようなオファーを出してみると、選択肢のひとつとして検討されやすいことを知っていますか?
- 持参することで体験ができるオファー
- 家でも楽しむことができるタイプのオファー(VRやゲームなど)
- 引き換えタイプのオファー
など顧客体験をオファーにすることで、シーズンのひとつの思い出とする選択肢のひとつとなりやすいのです。
バリアブルDMもクロスメディアマーケティングもおこなってみたけど、今一つだった場合は、オファーDMにも取り組んでみませんか?
まとめ
今回は非営利団体での寄付金を集めることに成功したDM事例を紹介するとともに、DMマーケティングにひもづけるオファーによって、顧客体験を提供し、ワンシーズンの思い出作りにも活用してもらえる可能性のお話をしました。
顧客によってはワンシーズンをどのように過ごすか悩んでいることもあります。
そんなときに、DMマーケティングのオファーを活用してみましょう。顧客の、シーズンを過ごす選択肢のひとつとして提案してみませんか?