「コロナ禍」で売上が下がってしまい、閉店に追い込まれたという飲食店は少なくありません。
どういった方法が上手く顧客、ターゲット層に響くのかもイマイチわからないですよね。
今回はコロナ禍で売上倍増できた飲食店の事例を紹介しつつ、テイクアウトをPRするためのDMマーケティングの成功ポイントをまとめています。
テイクアウト事業を始めようとしている方は特に必見です。テイクアウトを始めるための必要なことがわかるようになりますよ。
【飲食事業で効果的な集客】テイクアウトとエリアマーケティングで効果アップ!
今回の事例はDMマーケティングの中でもエリアを活用して、ひとつ6,000円を超す高級弁当を売り上げた店舗の事例です。
コロナ禍での巣ごもり消費の需要に即して、販売を開始したのが、茨城県にある株式会社Oのプレミアム高級弁当という商品です。
2020年5月から販売を開始し、6,000円と8,000円、1万2,000円とそれぞれの弁当3種をエリア向けに販売したところ好調な売れ行きになりました。
また、これまでにも販売している3,000円などの低価格で提供可能な弁当も各店平均で月100万円の売り上げと好調です。
エリアマーケティングはもとより、対象地域の把握や属性、人口などを調査し、データ化することによりDMを送りやすくするマーケティングのことです。地域別に消費動向やライフスタイルを明確にするので需要も洗い出すことができます。日本の地理情報システムを活かして、DM(チラシ)使った高所得世帯へのアピールに成功したのです。
飲食店において見込まれる課題はオンライン化と巣ごもり消費
飲食店だからこそ、特に今回のコロナ禍での消費者が不要不急を避ける外出の自粛、そして飲食店そのものの営業時間の短縮や居酒屋などの酒類の提供中止は、大きな打撃を受けたところも少なくありません。
ここで、特に課題として意識をするところは、消費者行動のオンライン化に即した巣ごもり消費に飲食店からの供給というところです。
ほとんどの消費者が家の中で過ごしてはいるものの、毎日が家の中で外に出て食事も楽しめないことから、ストレスを溜めているでしょう。
だからこそ、飲食店としてできることは、消費者の行動に即した提供をすることが求められるのです。
そういった意味ではテイクアウト×レシピの提供をしたsioや、エリアマーケティング×DMで高所得者向け弁当を売り上げたO社は消費者の需要を上手くキャッチし、提供できたとも考えられます。
テイクアウトを大きくPRする場合のDMマーケティング成功ポイント
テイクアウトを効果的にPRするのであれば、特に相乗効果や、店舗がテイクアウトをすることにより提供できる価値を見直すところから始めます。
提供できる価値を見直し、消費者行動に合わせることで、話題の提供にもなり、DM×WEBなど集客への効果が見込まれるのです。
消費者の目を引く内容にする
消費者が注文したいかどうかは、訴求広告DMの内容にもよります。
DMの内容は、ただデリバリーができるかだけではなく、次の情報も書いてみましょう。
- スピーディーに提供できるかどうか
- 限定の時間に提供できるメニュー
- ターゲットユーザー向けの限定的メニュー
消費者の需要に合うメニューの提供や、デリバリーのスピードなども店舗ごとのブランドにすることで、「消費者の判断を促す」ことができる内容にできるのです。
家で味わえない非日常を提供できるか
デリバリー事業を展開する場合に消費者が求めることが、ただ料理を作らなくて良い時間の提供だけでなく、家では味わえない非日常の時間の提供であることを理解することです。
コロナ禍によって、家にいる時間が増えているからこそ、いわば家での食事時間はストレスを発散できる時間にもなりえるでしょう。今までの外食で得ていた楽しみをデリバリーをすることで、この「非日常の外食時間」を得られるのです。
例えばピザ、寿司、チキンなど、家で簡単に作れないものは、消費者の注文するアクションを誘発しやすいメニューといえますよね。
消費者の需要とマッチさせるためにも、メニューなどは家で簡単に準備できることだけでなく、デリバリーをすることでしか得られない料理を提供できると、良い誘発行動につながるでしょう。
利用しやすい立地にあるか
どれだけDMが魅力的でも立地的に利用しにくければ、消費者の関心を引くことは難しいといえます。
だからこそDMマーケティングにおいて特に必要な情報が店舗の立地です。チラシやDMを一瞬見たときに、店舗の位置情報によって、「注文をできるか、できないか」の判断ができますが、もし無理だと感じた場合は、すぐに処分されてしまいます。
「注文できる」と判断してもらうためにもエリアマーケティングは上手く活用する必要があるでしょう。
まとめ|テイクアウト×独自のアプローチ×DMマーケティングで成功
売り上げ低迷になってしまうときは、消費者の行動や、現在のトレンドに即した行動をすることです。
現在はコロナ禍の影響もあり、消費者のオンライン化、巣ごもり消費は今後も影響し続けていく、買い物、注文の仕方といえるでしょう。だからこそ、まだ取り組んでいない場合は、今が事業展開をする大きなチャンスでもあるのです。
事業の展開を始める場合は、最初にエリアマーケティングなどから着手し、店舗周りにどういったユーザーが住んでいるかなどの理解をすることから始めましょう。
きっと事業成功への手がかりになりますよ!まずはエリアマーケティング成功のために、魅力的なDMを手掛けてみませんか?