総合工事業でのマーケティングはDMだけではありません。
もしリードさせたいことが複数に分かれているなら、ぜひクロスメディアマーケティングをおすすめします。
今回はフロリダ州でのDM事例とともに、DMでクロスメディアマーケティングをする理由と仕組みを詳しく解説しています。
【フロリダ州の総合工事業DM事例】DMで15,000ドルの収益
今回の事例はフロリダ州のクリアウォーターという地域で総合工事業をサービスとして提供しているモールドゼロとよばれる企業の事例です。
DMマーケティングには、サービスを提供し、クライアントの数と収益を高めるために望んでいたので、新たに着手を始めました。
今回はリード数を増やしたいことや、オンライン広告と一致するDMとを組み合わせたマーケティングをしたかったため、クロスメディアマーケティングへ。
ターゲットとしては、 32歳以上で、収入が50,000ドルの一軒家を対象となりました。
今回の広告のデザインは次の通りです。
- 専門的に設計されたグラフィックとフォーマット
- カードの読みやすさを重視、顧客から見てカードも魅力的に
- 読者の注意を引くために明るい黄色で目立つ行動の呼びかけ
- 無料の住宅検査と最初の治療から100ドルの2つの独占オファー
つまり、顧客が利用したいと思うようなDM、オンライン広告を制作したのです。
結果としては、オンライン広告はクリック率が高くなり、DMと一致したデザインを同時に送信できるようになったとのこと。
これにより、合計14人の新規顧客と15,000ドルの収益という成果を得ることができました。
FacebookとInstagramの広告が表示された回数は247回となりました。
多くの顧客につながり、影響を与えていることがわかりますね。
【なぜ成果をあげられたのか】統一された広告により顧客の関心をひく
今回のDMでは、14人の新規顧客と15,000ドルの収益を得るという成果につながりましたが、なぜここまで成果をあげることができたのでしょうか。
DMデザインとして活用された情報の中でも、特に無料の住宅検査、初回検査から100ドルの割り引きオファーとありますが、このオファーは顧客にとっても大きな魅力となったでしょう。
もうひとつのポイントとしては、広告とDMのデザイン、宣伝するべき内容が統一されていたことです。
特にGoogleADとDMの内容はほぼ同じ内容とみてとれますし、FacebookとInstagramも全く同じにみえます。このような統一性を持たせることにより、顧客は自然と手を止め、どの媒体にいっても広告をクリックしてしまうという行動を行えたのです。
参考:PostCard Mania
【クロスメディアマーケティング】仕組みとメディアミックスとの違い
クロスメディアマーケティングとは、ひとつの媒体だけでなく複数の媒体からマーケティングを行い、リードを増やすことですが実はクロスメディアにも複数にわかれているのです。
クロスメディアは次の3つから成り立ちます。
- インターネットメディア:ブログやメルマガ、動画配信など
- デジタルメディア:テレビやラジオなど、マスメディアと呼ばれることもある
- アナログメディア:新聞や雑誌、DM、デジタルサイネージ、店頭広告など
これらのマーケティング方法からそれぞれ組み合わせて広告販促活動を行っていくことがクロスメディアですが、メディアミックスと呼ばれることもありました。
複数のメディアを使ってより多くの顧客へ宣伝する広告手法がメディアミックスのことを指します。クロスメディアとの大きな違いはターゲットが違うということです。
例えば任天堂という会社がまだ誰も知らなかったとします。
多くの人が知っているからこそ、実際に利用している人が顧客となり、口コミとなりますが、誰も知らなかった場合は手に取る人がコアなファンだけになるでしょう。
クロスメディアマーケティングを活用した場合は、任天堂というサービスを利用できるユーザー・ターゲットへ宣伝をすることになりますが、メディアミックスというマーケティング手法を活用した場合は、アニメや漫画など「ゲームとして遊ばないユーザー層」をターゲットにして知ってもらう戦略をすすめていきます。
こういった点で、メディアミックスとクロスメディアマーケティングは違いがあるのです。
今後戦略に役立てようと検討している場合は、どういった戦略が良いのかをまずは一度考えてみると良いでしょう。
まとめ
今回はクロスメディアマーケティングを行った事例と共に、クロスメディアとメディアミックスのそれぞれの違いとを解説しました。クロスメディアマーケティングの仕組みについても、なんとなく組み合わせるだけでは効果が出ないことはわかったでしょう。
効果的なマーケティングを行いたい!成果をすぐにだしたい!というときは、DMと相性の良いアナログ、デジタル、ネットマーケティングをそれぞれ検討して、自社に合うマーケティング方法を見出してみませんか?