歯科医院の集客不足は解消できる！反響につながる集客方法&コツ

歯科業界の競争は激しく、今後も競争が終わる見通しがついていないので、集客が難しい業界です。また、他院との違いもお店の外観や医院名だけでは分かりづらく、差別化しにくいことも集客が難しい原因のひとつです。

歯科医院で患者さんが増えていないのであれば、集客方法を見直してみる必要があるかもしれません。

今回は、歯科医院の集客に効果的な方法を紹介します。自院のウリを活かしてリピーターを増やし、「患者に選んでもらえる歯科医院」を目指しましょう！

歯科医院の集客が難しい理由｜歯科医院数はすでに飽和状態！

歯科医院は、年々、集客や経営が難しくなっているので、集客に失敗したという方は少なくないでしょう。歯科医院の集客が難しい理由について説明します。

歯科医院の数は非常に多い

現在の日本では、歯科医院はコンビニよりも多く、令和3年の厚生労働省の調査によると、歯科診療所は全国で約6万8000軒あるのに対し、令和3年7月度のコンビニ店舗数は約5万5000軒です。

競争が激化している歯科業界では、歯科医師免許があるからといって安心はできません。

自院や時代に合った正しい集客を行う必要があります。

歯科医院の集客の難しさ

まず、歯科は、従来の看板など見た目だけでは、他院との違いを見つけるのは難しいです。差別化を図ったとしても患者に認知されなければ意味がありません。

そして近年ではインターネットの情報収集がメインですが、ホームページの作成をしている医院も多いので、集客が容易ではない現状があります。

歯科医院は同じ地域に複数あるので、「患者に選んでもらえる歯科医院」にするためには、チラシのポスティングやホームページやSNSなど複数の集客方法から自院やその地域に適した集客方法を行う必要があります。

参考：厚生労働省「令和3年医療施設動態調査」

参考：日本フランチャイズチェーン協会「JFAコンビニエンスストア統計調査月報」

歯科医院の集客方法には何がある？効果を出すための方法を紹介

歯科医院の集客を行う場合、どの方法を選ぶべきか迷ってしまいますよね。歯科医院の集客では、自院に合う方法を複数試してみるのがおすすめです。

配布対象が選べる｜ポスティング

チラシのポスティングは、従来からある方法ですが、インターネットをあまり使用しない高齢者や歯科医院近隣に住む方にアピールできます。

チラシが自宅のポストに入っていれば間違いなく手にとってもらえるので、ノベルティをつけるなど捨てられないようにする工夫も大切ですよ。

チラシには、歯科医院ならではの特徴がわかる内容を掲載しましょう。例えば、近隣のエリアにおいて子供が多い場合は、歯磨きの仕方を教えるイベントの開催を計画してチラシで告知するのも歯科医院の集客として有効です。

安心感を与える｜ホームページの作成

近年のインターネットやスマートフォンの普及により、歯科医院の情報をネットで調べる患者が多いです。オンラインで歯科医院の集客を考えるなら、ホームページを作ることは必須条件といえるでしょう。

問い合わせの方法がわかりやすかったり、スタッフの顔写真やしっかりした病院のコンセプトが掲載されているなど内容の充実しているホームページは、患者に「ここだったら大丈夫」というように安心感を与え、来院を決める判断材料となります。

影響力が高い口コミ｜地図アプリ対策

歯科医院の集客を行うなら、Googleマップなど地図アプリの対策をしておくと効果的ですよ。

Googleマイビジネスは、Googleマップ上に歯科医院やお店の情報を掲載できるサービスです。スマートフォンユーザーは、Googleマップの検索結果を参考にする場合も多いので、検索で上位に表示させておくことで、集客促進につながります。

このようにGoogleマップの検索順位を上昇させる施策のことを「MEO対策」といいます。インターネット上の他の媒体で掲載を増やしたり、口コミを増やすことで検索順位の上昇につながりますよ。

親しみを持ってもらう｜SNS対策

InstagramやTwitterなどSNSを使う方法もオンラインの歯科医院集客には外せません。

Instagramを使って集客するなら、写真や動画など患者の視覚に訴える写真を発信しましょう。ホワイントニングのビフォーアフターの写真や矯正歯科の写真は、Instagramを使用している美意識の高いユーザーの興味を惹くことができます。

Twitterは、リアルタイムで歯科医院の情報をユーザーに届けられます。投稿できる文字数や写真の枚数に制限がありますが、集客方法として利用しているクリニックや企業は多いです。

費用をかけででも集客したい場合は、Twitterのプロモーション機能を利用することで医院の認知度を確実に上げることが可能です。

費用をかけたくないなら、歯の健康を保つアドバイスなどユーザーに役立つ情報を発信することで認知度を上げる方法もあります。

歯科医院の生き残りを考えるなら…集客アップできる2つのコツ

数多く存在する歯科医院のなかで生き残るには、集客のコツを知っておく必要があります。歯科医院の集客をアップさせるために自院のウリを活かした医院作りについて説明します。

自費診療患者を増やす

歯科医院を経営するにあたって、周辺の歯科医院と患者の取り合いになっている状況では保険診療のみでの経営は難しいです。

そのため保険診療だけでなく自費診療の患者を増やすことが、歯科医院の今後を考えた場合に外せない課題となります。

自費診療の種類には、高額な費用がかかるインプラントやホワイトニング、歯科矯正があります。

一般的に高額な費用がかかる自費診療の治療を考えている患者は、さまざまな歯科医院の評判や情報を比較検討しているので、マーケティングやプロモーションを上手に行って選ばれる歯科医院になりましょう。

競合が多い業種では、競合する歯科医院の料金や効果など詳細を調べて、競合のなかで選ばれる自院ならではの強みをアピールするのも集客に効果的です。

リピーターを増やす

歯科医院の集客で大切なことは、患者のリピート率を上げることです。新規患者の獲得に成功したら、次は患者に「快適で利用しやすい歯医者だ」と思ってもらえるようにしましょう。

利用しやすいと思ってもらうには、予約をオンラインからいつでもできるようにしたり、治療費をキャッシュレス決済で払えるようにすることで、患者のイメージアップを図れます。

また、予約したのに長時間待たされると不快に思う患者も多いので、予約の順番が近くなったら連絡するシステムや、キッズスペースを用意して子供が過ごしやすい院づくりを行うなど患者が快適に過ごせるための工夫も他院との差別化するポイントです。

まとめ

歯科業界の集客の難しさや集客のコツについて紹介しました。飽和状態といわれている歯科業界で生き残るには、逐一、集客方法について見直す必要があります。

集客方法は、ホームページやポスティングなど多種多様な方法がありますが、どの方法の集客が自院に合っているかは試してみないとわからないので、できれば色々な方法で集客してみるのがおすすめです。

自院や地域に合う集客方法が見つかれば、自費医療患者やリピーターを増やすことにも挑戦して、より良い歯科医院を目指していきましょう！