自動車整備業でのマーケティングとなると、「WEBやSNSマーケティングで共感性などを集めて顧客の関心を高めたいものですが、なかなかうまくいかないもの。とはいえDMマーケティングひとつに絞るのもリスクがある・・・」と考えることはありませんか?
今回は、フロリダ州の自動車製品を新たに販売した際のクロスメディアマーケティングの事例をもとに、日本でクロスメディアマーケティングを行う必要性や、方法、組み合わせると良いマーケティングについて解説しています。
【フロリダ州自動車販売】DM×WEBで顧客からの返信が殺到
今回の事例は、フロリダ州にある自動車製品を販売することを目的としたDM事例です。
こちらでは、ホイール流通センターとして始まり、ゆっくりと世界で最も若いハイエンドのホイールブランドになったものの、新しいホイールについての情報を広める戦略を練っていました。
流通として始まったものの、新しい製品を販売するとなるとある程度のリードや顧客は必要となってくるものです。だからこそ、そういったときにDMマーケティング以外のマーケティングを始めました。
行ったマーケティングは次の通りです。
- 新しいアマニフォージドホイールを紹介する画像を掲載
- 受信者に行動を起こすように促す複数のオファー(割引クーポン)
- 明確な連絡先を掲載した大胆なデザイン
これらは、ターゲットに16,400枚が送付されました。
また他にも今回のDM事例で大きく違うところは、Google広告やSNS広告を活用したところです。
それぞれ、46万の広告視聴、クリック数はGoogleで138回、SNSで575回を記録しました。
つまり、DMマーケティングにとどまらず、他の広告とをかけ合わせたことにより、71件以上の電話と、700件を超える興味と関心を引き寄せることに成功したのです。
なぜ、Elite Wheels and Tire Distributionsは顧客を呼び込むことに成功したのか
まず第一に、DMだけでなくSNSとネット広告も取り入れたことです。
DMマーケティングだけに熱を入れる方法も効果をあげることはできるのですが、複数の広告、マーケティングを取り入れることでより効果的なアプローチになるのです。
例えば、どれだけ有名なメーカーが新商品をDM単体、もしくはチラシのみで告知、販売を始めたとしましょう。コアなファンの間では広まるものの、一般的に広く告知ができるかといえばそうではないですよね。
では、逆にDMマーケティングだけでなく共感を呼ぶことで大きく拡散力を高めることができるSNSを取り入れた場合はどうでしょうか。
コアなファンだけでなく、多くの方がその新商品を知り、購入までたどり着くことが予想できますね。
つまり、今回の事例では新製品をあらゆるマーケティングを取り入れたからこそ、成功できたということでもあるのです。
【マーケティングはひとつじゃない!】DMとクロスメディア
クロスメディアマーケティングを知っていますか?
マーケティングはひとつではなく、あらゆるマーケティングを組み合わせることにより、大きな効果を生み出せるという、マーケティングの一種です。
いわゆるTVCMやラジオなどのマスメディアの他にもネットやチラシ、SNSなどでもう少し詳しく知らせることができるというものなので、それぞれのマーケティングのデメリットを相殺し、幅広い年齢や属性の顧客に情報を伝えられるというものなのです。
クロスメディアを始める大きなメリットは、主に3つです。
- それぞれのマーケティングのデメリットの相殺
- さまざまな層(ターゲット)にアプローチできる
- 質の高い顧客を獲得できる
いうなれば、クロスメディアを利用することにより、本来のマーケティング以上にもっと効果を高められる可能性を秘めているということになりますね。
クロスメディアマーケティングで主に扱われるマーケティングは以下の通りです。
- CMやラジオなどのマスメディア
- WEBサイトやネット広告などのインターネットメディア
- リーフレットやDM、パンフレットなどのアナログメディア
- SNSを活用したSNSメディア
マスメディアは高額な印象はありますが、ネットメディアやアナログメディア、SNSメディアは始めやすいところではないでしょうか。つまりクロスメディアは誰もがすぐに始めることができる取り扱いやすいマーケティング方法なのです。
まとめ
ネットが普及している今、アナログメディアのみで勝負をするとなると少し難しいところがありますよね。
新商品の販売のためのリード獲得もそうですが、新装開店のときなども地図がアナログのみである場合は地元民であっても把握するのに時間がかかってしまう可能性があるのです。
そういったときにクロスメディアマーケティングを活用することにより、ネットから簡単に地図を確認できたり店舗周りを動画に映してみたりなどの工夫を施したDMマーケティングができるでしょう。
現在もし他のマーケティングを行っていて、DMも取り入れてみたいと思う場合には、戦略から練ってみませんか?