
「顧客が反応しやすいDM」
この言葉を見て、あなたはどんなDMを思い浮かべますか?
中にはオファーを盛り込み、顧客にとって足を運びたいと思うようなDMを考える方もいるのではないでしょうか。実は、顧客が反応しやすいDMとは、オファーだけではないのです。
今回は、アメリカの洗濯業の事例をもとに、顧客が反応しやすいDMを解説しています。
これまでDMマーケティングの効果をいまいちあげることができなかった方は、必見ですよ。
【アメリカの洗濯業の事例】オファーを簡潔に盛り込んで反応しやすいDMに!

今回の事例は、Tysunn Dry Cleanersという洗濯業をアメリカのフロリダて展開する企業からの事例です。
Tysunn Dry Cleanersは周辺地域に住むターゲットに認知度を高めたいと戦略を立てたので、DMマーケティングを始めることになりました。
今回の事例で実際に作られたDMのデザインは、
- 彼らのロゴと彼らのメッセージを伝える小さな見出し
- サービスを受けるための5つのクーポン
- 切り取り線を施すことにより節約しながら使えることを示唆
以上3点の工夫を施したもので、顧客の使いやすさを第一に考えたDMといえるでしょう。
結果としては、DMを送付したことにより、40から50人の新規顧客を獲得することにつながりました。実際にクーポンを使った顧客が新規顧客となり、約40ドルを各チケットから平均的に収益をあげることに成功したのです。
これらの新規顧客はリピーターにもなり、DMを送付した以上に新規顧客が増えていきました。
なぜ、Tysunn Dry Cleanersは新規顧客を40から50人も獲得できたのか
なぜ、Tysunn Dry Cleanersは新規顧客を40から50人も獲得できたのでしょうか。
このDMマーケティングが成功した理由は、居住者と居住者をリストにまとめたメーリングリストによります。
Tysunn Dry Cleanersは、企業の所在地域の半径2㎞以内にある最も近い5,000戸の住宅をターゲットにし、自宅から車で5分の距離にドライクリーニング店があることをアプローチしたのです。
このアプローチは、顧客にとって大変関心を持つ内容といえるでしょう。
なぜなら企業が位置するフロリダは、マイアミ近郊の人口密度の高い都市であり、ドライクリーニングを利用する人がアメリカの中でも多い方であるためです。
約5,000人に送付したことで、ドライクリーニング店であるTysunn Dry Cleanersが使いやすいことを知らせられたため、成功しました。
【すぐに真似できる!】顧客が反応しやすいDMを作るポイント

顧客が反応しやすいDMを作るポイントはデザイン、キャッチコピー、デザイン、送付時期、タイミングなどそれぞれであることを知っていますか?
ここからは、顧客にアクションを起こしてもらうためにどんな工夫をすれば良いかを解説しましょう。
主に顧客が反応しやすいDMとは、次の3つのことを指します。
- DMをマーケティングとして考えて、CRMなどの施策を徹底化すること
- デザインでは人の目の動きを意識すること
- 送付時期からタイミングも戦略して、徹底化すること
つまり「徹底的に戦略すること」が求められるのです。
まず、DMをCRMなどの施策を活用してセグメント、徹底化することですが、WEBマーケティングでも使えていたツールがDMでも活用できることを知っていますか?
CRMとは顧客管理システムのことで、顧客管理を一手に引き受けてくれるツールとも好評で、できることは主に次の3つです。
- 顧客情報をシステムツールだけで管理ができる
- 情報の集計だけでなく分析も可能
- 情報の集計、分析が可能だからこそ顧客ごとの適切なアプローチも可能
つまり、CRMシステムを活用することで「顧客満足度の向上」にもつながるのです。
顧客ごとのマーケティングができるということは、ターゲット属性に合わせたマーケティングができるということになるため、リピートの促進にもつながるだけでなく、見込み顧客の顧客化、優良顧客の育成にもつながると考えられるでしょう。
いうなれば、顧客が反応しやすいDMは企業側の戦略とシステムの活用で実現することが可能ということでもあるのです。
まとめ
DMの効果を如何にあげるかは、企業側の取り組みにもかかっていると言えます。
もしDMを、人の目の流れなどを意識したデザインにせずに作ったり、盛り込みたい内容をいまいち盛り込めてなかった場合は、効果をあげることは難しいでしょう。
だからこそ、企業側が工夫をする必要があるのです。まずは、顧客に反応をしてもらうためのDMの戦略およびDMマーケティングのデザインを考えてみましょう。
もしメーリングリストが明確になっていなければ、CRMなどのシステムを使って、顧客ターゲット、見込み顧客のセグメントをしてみて下さい。
きっと効果をあげるDMを作ることができますよ。