【ゲーム業界でのDM事例】オフラインで配布した特典にインプレッションが3億超え

2023.10.02

生活関連サービス業，娯楽業娯楽業

ゲームといえば、マーケティングはSNSやWEBなどを活用してオンラインマーケティングをすべきでは？と考える方も少なくありません。

ところが、ゲームや娯楽でもDMマーケティングが大活躍するのです。

今回は、DMマーケティングを活用してオフラインで特典を付与した事例を紹介すると共に、娯楽業においてのDMマーケティングの活用方法について解説しています。

【イギリスでのDM事例】ゲーム特典をオフラインに！3億を超える反応

今回のDM事例は、ゲーム会社最大手のソニーUK支社でおこなったDM事例です。

ゲーム業界といえばおよそ多くの場合がオンライン上でマーケティングも行いますが、今回は顧客にゲームへの興味を持ってもらうべく、オンライン上で届けられる特典をあえてオフライン上でオファーを届けました。

DMマーケティングとしてオフラインのオファーを送った目的はPS4をもっと知ってもらうためです。

まずターゲットにPS4を知ってもらうために、マーケティングをDMとSNS連動型にし、サイトへもアクセスすることでリーチを増やす方法を始めました。

流れは次の通りです。

Facebook上で動画を掲載
100個以上のイースターエッグを特典として配布することを告知
企業側でコメントをくれたターゲットに住所を教えるように連絡
ターゲット宅に直接オファー特典が届く

以上の流れで、DMマーケティング、SNSマーケティングは4日間にわたり、行われました。

結果としては4日間で300個以上の特典をターゲットは受取り、リアルタイムでキャンペーンをおこなったことにより、多くの興味と関心を集めることに成功したのです。

ソニーのキャンペーンは、2,400万ビューを記録し、3億4,500万回のメディアインプレッションを記録。PS4を持っていないターゲットへも購入を促すことに成功し、年間で最も売れたゲーム機として記録を残しました。

【成功した理由】これまでにない特典で顧客の興味関心をひきつける

今回のDMマーケティングで成功した大きな理由は、これまでにない特典があることを事前に、ミレニアム世代が確認できたことです。

ゲームは通常マーケティングであってもオンラインで行われることが多く、実際にオフラインで特典を受け取ることはほとんどなかったでしょう。

しかし、今回オフラインで特典を配布することにより、顧客はその事実に興味関心をひかれるのです。

そして事前にどんな特典が配布されるのかを、あらかじめSNS上で確認できたので、メッセンジャーを通して企業に住所を教えられたことから本来のDMを受け取る際の警戒心もおさえられたことがあげられます。

参考：Case studies to inspire you

【クロスメディア】O2Oマーケティングで顧客情報を活用！

以前から、当サイトではクロスメディアマーケティングを紹介していますが、今回のような顧客データを活用しつつ、オンラインマーケティングとオフラインマーケティングを活用する場合は、O2Oマーケティングも検討すると良いでしょう。

O2Oマーケティングとは、Online To Offlineマーケティングの略で、webやSNSなどを活用したオンラインマーケティングと、DMや広告などのオフラインマーケティングをつなげたマーケティングのことを指します。

今回の事例で紹介したマーケティングは、オンライン上で顧客を収集。リードを増やすことで認知度を向上させることができたので、最終目標である家庭用ゲーム機をその年最も売れたゲーム機として名前を残すことができたというゲーム事例ですが、オンライン上でマーケティングを終わらせただけでなくオフラインへの誘導することができるため、購買意欲の拡大を担えるのがO2Oマーケティングなのです。

O2Oマーケティングは、オンラインとオフラインのどちらを通すことが可能だからこそ、需要の拡大や売上増加も見込めるのですが、主にO2Oマーケティングで活用できる手法は次の3つです。