DMマーケティングといえば、近年あらゆる形のDMが送付されていますが、本当に必要なのでしょうか。
今回はマレーシアでユニークな形でDMを作った保険業で、成功できたDMマーケティングの事例を紹介するとともに、なぜユニークなDMがターゲットの関心を得られるのかなどを紹介しています。
DMマーケティングのカードをどのように作ろうか検討している方は新鮮な内容です!
【マレーシアでの事例】ユニークな靴紐DMで顧客の関心を獲得
今回のDMマーケティングの事例はマレーシアで保険業を営むManulifeMOVEという企業での成功事例です。
マニュライフシンガポールの顧客ロイヤルティを向上させる目的でDMマーケティングとなり、DMそのものの設計は、ManulifeMOVEの立ち上げと同時に、インタラクティブで視覚的なインパクトを与えること、プログラムのメカニズムを示唆するように設計されました。
これにより、受信者は、「靴」の裏に隠された招待状の詳細を表示できるように、招待状の靴ひもを「解く」必要があったのです。また、マニュライフのブランドと一致する明るい緑や珊瑚などの明るく注目を集める色が特徴的ですね。
メディア、エージェント、パートナーを対象とした革新的なメカニズムと連携するために、打ち上げイベントでは、動きとダイナミズムの感覚を伝えるために、暗闇で光るネオンのハイライトも紹介されています。これは、動きを促す活動への連動させるためでした。
ターゲットは、マニュライフの主要な利害関係者、メディアのメンバー、そして影響力のある人々です。
約700のメディア、インフルエンサー、マニュライフの従業員、エージェント、パートナーとのイベントで好評を博しました。同社は、印刷物、オンライン、ソーシャルメディアにまたがるメディア報道を生み出し、潜在的なリーチで5,110,827、PR値でSG$250,880を達成しました。
成功した理由:特徴的なDMの形だけでなく内容も複雑化し、顧客の関心を引き寄せた!
招待状のデザインは、暗闇で光る要素とネオンの要素が成功をよんだ大きな理由です。
受信者の間に期待感を高め、受信者が何をしているのかについて十分に興味を持ってもらうことで、混乱を切り抜け、話題を生み出すことを目的としていたのですが、招待状のコピーは好奇心を呼び、顧客の信頼を生むカードとなったのです。
カードの意味も、毎日のステップを踏むという単純な動きを表す靴の形でのシンプルでありながら人目を引くメディアの招待状の作成を見て、その「すごい」のために点灯するLED靴ひもを追加してそれを電化させました」要素、イベントのテーマを生き生きとさせます。
今回作成した招待状はメディアの注目を集めるだけでなく、デザインの創造性と独創性について多くの反響を得ることができ、結果成功につながりました。
参考:Direct mail case study: Staying one step ahead:MOVE program and app | About ManulifeMOVE | Manulife HK
【DMカードの形に印象大!】効果を高めるDMマーケティング
DMカードは定型、定形外と大きくわかれますが、もしDMマーケティングを初めておこなうならば、定形外という形でDMを始めてみませんか?
今回紹介したDMマーケティングの事例は、カードそのものに大きな意味を込めて作成した、ユニークな形となったDMカードでした。
また、このような形で送付された場合、多くのターゲットは関心を引き寄せられますが、内容がわかりやすいものだとすぐに飽きてしまう可能性もあります。
だからこそ、内容も工夫をこらす必要があるのです。
特に、次のようなアイデアを生かしてみましょう。
- オファーを活用した招待状
- クイズ→景品としてオファー
- パーソナライズを活用したQRコード、デジタルを生かしたクロスメディア
- 誰でも簡単に〇〇できるタイプのDM
など、いわゆるオファーやパーソナライズを活用した、顧客やターゲットの関心を高めるタイプを活用するのです。
また最後にある誰でも簡単に〇〇できるタイプの〇〇は、なんでもかまいません。
誰でも読める、理解できる、知ることができる、食べられるなど、あらゆる動詞が該当するでしょう。
サービスや製品に合わせて、どんな動詞が該当するか考えてみませんか?きっとユニークなDMマーケティングを始められますよ!
まとめ
今回は保険業で成功したDMマーケティングを紹介するとともに、顧客の関心を得やすいDMをするために使える方法を解説しました。
DMマーケティングはユニークであることが必ずしも求められるというわけではありませんが、顧客の関心を引くためにできる工夫はしておく必要があります。今回のように、簡単に解ける内容ではなく、DMカードそのものに意味があるというような販促物を作ってみると良いでしょう。