顧客リストを活用したDMマーケティングは、大きな効果を生みやすく企業の成長にもつながるマーケティングツールです。
今回は、小学校で顧客リストを活用したDM事例と共に、DMマーケティングで活用できるツールを紹介しています。
【アメリカでの販促事例】反応は25件超え・各学生から5700ドルの収益生産
今回の事例は、マサチューセッツ州ローウェルにある私立カトリック学校で、幼稚園から8年生までの子供たちに信仰中心の教育を提供しています。
教育への招待を通じて登録数を増やすためにDMマーケティングを活用しました。
ターゲットは、人口統計上の目標を達成する地域の家族を対象とし、0〜7歳の子供がいて、年収が50,000ドル以上の世帯がリストに入っています。
デザインに活用されたのは次の通りです。
- 学校のロゴや学生の画像など、専門的に開発されたグラフィック
- 照らされたフォントではっきりと表示されたオープンハウスの日時
- 召喚状を伴う連絡先情報を簡単にフォローできる
郵送スケジュールは、6,000枚の6インチx8.5インチのDMを同時に1度郵送しました。
結果としては、昨年よりもはるかに多くの問い合わせや電話を受けることに成功しました。これまでのところ、顧客からのレスポンスは25件の回答があり、5人の新規学生が登録されました。
学生一人につき、授業料が5,700ドル生み出せ、Ste Jeanne d’Arcは、次の秋学期に生成される28,500ドルも見込み収益として上がったようです。
【成果があがった理由】顧客リストの活用とクロスチャネルマーケティング
今回のDM事例での成功ポイントは、顧客リストの活用とクロスチャネルマーケティングをうまく組み合わせられたところでしょう。
顧客リストは、DMマーケティングで成功する上では必要不可欠です。DMマーケティングを始めるとき、まずは戦略を練りますね。
その戦略を練るときに、顧客リストが大きくかかわってくるのです。
顧客リストは通常、
- 地域指定配達サービス
- 公開情報
- 既存顧客のデータ
- 資料請求やイベントを利用して作成
など、あらゆる作り方やターゲットを絞る方法がありますが、今回の場合は地域指定配達サービスのリストを活用したマーケティングとなりました。
この場合は、的確にターゲットを絞ることができたからこそ成功したといえます。
加えて今回はクロスチャネルマーケティングも行いました。
クロスチャネルマーケティングとは、DMマーケティングのほかに同時にデジタル広告や動画広告など異なったチャネルを活用して販促活動を行うことですが、今回の場合はDMデザインとほぼ同じデザインで、伝えたいポイントを明確にしています。
つまり、明確にしているからこそ顧客がレスポンスしやすいDMとなり、生徒ひとりにつき5,700ドルを生み出すことに成功したのです。
今回のクロスチャネルマーケティングの成果は次のようになりました。
- Google広告のクリック数:75数
- SNS広告のクリック数:105数
参考:Post card mania:Ste Jeanne d’Arc School
【DMマーケティングで大活躍】効率的なマーケティングツール
DMマーケティングでマーケティングツールを使うことによって、効率的なマーケティングを可能にすることを知っていますか?
ここからは、DMマーケティングで活用することによって効率化を加速させるツールを紹介します。
主に
- 顧客リスト
- 郵送スケジューリング
- CRMなどのシステム連携
- クロスマーケティングチャネル対応
- BtoB、BtoCの対応でリード数を把握
など、MAツールを活用することによって以上の機能をDMマーケティングのみならずデジタルマーケティングなどでも効率的に進めることができるのです。
とはいえ、すぐに活用を開始しても失敗しやすいのもMAツールです。活用する場合は、次のポイントには注意しておきましょう。
- 販促活動における目的を明確にする
- 運用フローから戦略を練っておく
- 適切なツールの選定および活用をする
以上は、基本的なことではありますが、重要なポイントです。販促活動における目的を明確にして、PDCAをまわせるような段階にすぐ移行ができる状態で、MAツールの導入を検討しましょう。
まとめ
DMマーケティングを効率的かつ、効果的にすすめるためにはターゲティングや、見込み顧客(ターゲット)に動いてほしいことを明確にするだけではDMのもつ販促効果は半減状態です。
だからこそ効果を最大限発揮するのであれば、MAツールを活用し、PDCAをまわしながら販促活動をすすめていくことで顧客の管理をしていくことが必要になります。
まずはDMマーケティングや販促活動のゴール、目的を明確にしましょう。