教育業において、DMを送付するとなったとき心理学を取り入れたマーケティングを検討する方も少なくありませんが、オファーDMを活用することにより顧客の心理をうまく活用できることを知っていますか?
今回はDM事例を紹介するとともに、マッチングオファーDMと、心理学を活用できるDMの方法を紹介しています。新しいDMの使い方を探している方はぜひ真似してみて下さいね。
【アメリカでの事例】マッチングオファーDMで総収益を大幅増加
今回の事例は、アメリカにあるインディアン学校の、St. Labre Indian Schoolで行われたDMマーケティングから紹介しています。
これまで、特典や割り引きなどを付与するオファーDMは何度も紹介してきましたが、今回はマッチングオファーといわれるマルチチャネルDMのひとつを活用したマーケティングが2012年12月から行われました。
DMオファーと連携することでデジタルおよびメディアクリエイティブに関する寄付者の切迫感を刺激するよう努めることができたのです。
一致するギフトは、電子メールとホームページのライトボックスの両方で目立つようになりました。このマルチチャネル戦略は、DMとデジタルマーケティングを組み合わせたものなので、前年のDMマーケティングよりも10%増加。結果としては、マッチオファーが追加されたときに総収益が157%増加させることに成功しました。
【成果があがった理由】マッチングオファーを活用し、全体的に効果をあげられた
今回のDM事例で成果をあげられた理由は、マッチングオファーといわれるマルチチャネルマーケティングを活用したことです。
この戦略は、電子メールだけでなく、アナログでのDMも活用したことでセグメントされたオーディエンスへ配信されるので、あらゆるターゲット層へアプローチを可能にしました。
内容はどのマーケティングでも同じ内容ではあれど、グラフィックで強調をすることにより、顧客の関心をひくことができたのです。
参考:Regional Plumbing Business Scales While Saving Money on Direct Mail
【顧客の心理を活用】色彩心理学で広告効果を高める!
DMマーケティングは、ダイレクトマーケティングであり、グラフィックデザインも求められる素材のひとつです。
顧客(見込み顧客、ターゲット)に反応をもらいたい、効果をあげられるDMを作りたいというときは、文章の内容で顧客に反応を求めるだけでなく色彩心理学を活用して、顧客の行動を誘発させてみましょう。
実は、色には心理的効果、イメージを連想させることができるのです。
例えば、オレンジ色を取り入れたDMの場合は次のイメージが連想できます。
- 暖かい
- 温かい
- 明るい
- 健康的
- 楽しい
- 親しみやすい
- かわいい
- 元気
色の中でも暖かいと感じさせることができるとして、色彩心理学の調査結果にも出ているのがオレンジ色です。
つまり、商材で人のやさしさや、明るさを表現したいという場合には、オレンジを基調としたデザインで送付することにより、顧客へイメージに近しい印象を与えることができるのです。
他にも年齢や年代、性別などにより印象が全く変わってくることもあるので、業種や業態に沿った色彩心理学を活用してみましょう。
まとめ
今回はマルチチャネルDM事例とともに、色彩心理学を活用したDMマーケティングの方法について解説しました。
マルチチャネルDMとはいえ、広告として顧客の心理に働きかけるグラフィックはキーポイントのひとつです。つまり、グラフィックで顧客の興味関心をひきつけることに成功したら、第一関門クリア。顧客のレスポンスを促すことができるのです。
効果の出やすいDMマーケティングを始めたいと考えているのであれば、多角的に考えてあらゆる戦略を練ってみましょう。