慈善団体業において、DMを活用するということはなかなか難しいと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、慈善団体業で実際にDMを活用したワシントン州にある団体の事例を元に、慈善団体業でどんなDMが効果的かを解説しています。また、慈善団体業においてYouTubeとDMとを組み合わせたマーケティングの効果的な方法にも言及しているので、YouTubeのマーケティングが気になっている方も必見です。
【慈善団体業でもDMが効果的?】YouTube×DMで成果をあげよう
今回の事例はNCSと呼ばれるワシントン州にある慈善事業団体で活用したDMとYouTubeから、紹介します。
NCSはは、主に車両の寄付やほんの寄付、マーケティングキャンペーンを通じて非営利団体の募金活動を行い、管理をしている企業です。
主に行ったことは、YouTubeとDMのマーケティングでした。
DMには、
- 行動を促す明確な見出し
- 答えるときの明確な答え方
- 著名な連絡先情報
など、さまざまな「目立つ要素」を盛り込み、送付しました。
今回の事例では赤十字のチャリティーとして宣伝していたため、メインカラーは赤。被災者を抱きしめる赤十字の労働者には白黒写真を使用し、特に目立つようにデザインをしたのです。
結果としては、数値的な事例をあげることはできなかったものの、寄付するための人々と連絡を取るためのいくつかの方法を入手し、反応を高めることができたのです。
しかし、こちらの事例では数値的に成果をあげることはできませんでした。
クロスチャネルマーケティングをして、なおかつ目立つようなDMデザインであったところに、なぜ数値的に大きな反応が見られなかったのでしょうか。
今回はなぜ成果があまり上がらなかったのかを分析していきます。
参考:Charity Postcards For National Charity Services – Washington, DC 20018
なぜ慈善団体業でうまく成果が上がらなかったのか
大きな理由としては、今回のDMはメーリングリストに登録されたターゲットに送付してはいたものの、DMとして送付をしたわけではなく、配布物やブックマークとして使用するために発送されていたということです。
つまりDMとしてメーリングリストへそのまま送付されていたわけではなかったので、大きな効果や成果は期待できなかったのです。
では、本来YouTubeとDMをかけ合わせてDMを送付した場合は、どんな成果があげられるのでしょうか。
YouTubeとDMをかけ合わせた場合、本来は動画DMと呼ばれるプロモーションツールになり、注目されている新たなマーケティング手法のひとつです。
DMの他にYouTubeを活用した場合、YouTubeは動画というポジションになるので、動画は1分の内容で1500文字分の情報を視聴者に伝えることができます。
動画DMを取り入れる主なメリットは、
- 高級感を出せること
- 文字だけでは伝わらない部分をPR可能
- 受け手を飽きさせずらい
- 動画にすることで情報を多く伝えられる
- 幅広く活用可能
- 他社との差別化につながる
など、あらゆるメリットがあげられるのです。つまり、活用して損はないともいえるでしょう。
画像:実際に動画DMを活用した企業のDM
こちらはオーストラリアでの新作発売に向けて顧客向けのパンフレットで製品イメージを伝えるべく動画DMを活用しました。
すると、オーストラリアのテレビやブログ、新聞などのさまざまなメディアでこちらのパンフレットが取り上げられて大きな話題となったのです。
DMは本来共感、関心を与えられることで成功することが多いのですが、動画DMにすることによって、より成功しやすさが各段と上がることがわかりますよね。
【DMで成果が上がらなかったら】戦略の立て直しをしてみよう
今回の事例のように、いまいち効果が上がらないと感じた場合は戦略の立て直しをしてみましょう。
戦略の立て直しとは、企画を考え直すということではなく効果測定をした段階で、顧客になぜ関心をもらうことができなかったのかを徹底的に分析するのです。
戦略の立て方は次の通りです。
このように立てることにより、どういったDMマーケティングにすれば良いかを計画立てていくことができるのです。だからこそまずは戦略の概要を立ててから年間、月間とそれぞれの戦略立てをしてみましょう。
まとめ
DMを送付してもいまいち反応がなかった時のことを考慮し、できる限り「効果測定」はするようにし、メーリングリストも明確にセグメント化、顧客にとってどんなDMが良いのかを戦略立てしておくと良いでしょう。
DMだけで少し難しいと感じる場合は、クロスチャネルマーケティングなど複数マーケティングなども検討し、柔軟にターゲットへさまざまなアプローチをかけてみることもおすすめします。
まずは、どんなDMマーケティングが適しているか考えてみませんか?