不動産業においてマーケティングを行うなら、地域マーケティング、ポスティングなども合わせて行うことが良いということはもう誰もが知っている情報でしょう。
では、デジタルとDMでさらに大きな効果をあげられる可能性を秘めていることは知っていますか?
今回は、アメリカ、サウスカロライナ州において実際にあった賃貸業で大きな成果をあげられたDM事例をもとにDMとクロスチャネルマーケティングを行う理由や、成功の理由などを詳しく解説しています。
これから不動産賃貸業でクロスチャネルマーケティングを行おうとしている方は必見です。
【不動産賃貸業でDM×デジタル】クロスチャネルマーケティングが最強
今回の事例はアメリカのサウスカロライナ州で不動産賃貸業を営んでいるラティモアグループという企業であがった成果を元にした情報です。
彼らは住宅賃貸、販売者向けのマーケティングキャンペーンを実行すべくDMを制作し始めました。今回はDM以外にも、クロスチャネルマーケティングを行い、Google、Gmail、Facebook、インスタグラム、YouTubeの広告をパッケージにして、連携して発信しました。
これらの広告は全てDMと紐づけていたので、見込み客に与える広告の影響は優良化され、多くの消費者が築き上げた広告の「信頼できない」を克服するためにクロスチャネルマーケティングでの発信を行ったのです。
DMのデザインは、次の通りです。
- DMの内容を意図的にすぐに伝えられる見出し
- 過去のクライアントからのレビュー(5つ星)
- 無料の150ドルのギフトカードなどのオファーや、ハウスキーピングなどの無料券
今回のDMにはオファーがついていたということになりますね。
結果としては、30,000ドル(日本円換算で300万円)の総合収益を得られました。
他の結果は次の通りです。
- Google広告の表示数:106.1K
- Google広告のクリック数:674回
- Gmail広告の表示数:11.4K
- Gmail広告のクリック数:105回
- YouTube広告の表示回数:9809回
- YouTube広告のクリック数:30回
- SNS広告の表示回数:14.1K
- SNS広告のクリック数:190回
こうしてみると、クロスチャネルマーケティングにより大きな成果をあげているのがわかりますよね。
参考: Latimore Group- Post card Mania
なぜクロスマーケティングで3万ドルも達成できたのか
クロスチャネルマーケティングでなぜここまで成果をあげられたのでしょうか。
大きな理由は、DMや広告に書かれている情報が「信用度の高い内容であること」や、「露出をする場所が多くなったこと」があげられます。
DMにおいて、信頼できる情報のひとつにクライアントからのレビューがあります。
クライアントからの情報とは、実際に仕事をこなしたからこそわかる「ビジネス相手の目線で評価された」情報なのです。
だからこそ、ここで掲載した情報は、顧客にとって大きな信頼情報となり「アクションを起こしたい」という誘発行動を起こすことができました。
この誘発行動は、起こすことにより顧客が「購入したい」という行動につながりやすいので、刺激することは特におすすめです。
【クロスチャネルマーケティングとは?】不動産業で有能なマーケティング方法
不動産業において有能なマーケティングといえるのがダイレクトマーケティングですが、ここでぜひ活用してほしいのがクロスチャネルマーケティングです。
クロスチャネルマーケティングとは、ひとつのマーケティングだけでなく複数のマーケティングを行うことで、さまざまなターゲットの顧客にリーチでき、新規顧客から見込み顧客の獲得や、新たな層にサービスを知ってもらえる可能性があるマーケティング手法のことを指します。
不動産業において、このクロスチャネルマーケティングは大きな成果をあげるきっかけにもつながりやすいので、活用する企業も少なくありませんが、実は「成果をあげるだけ」がクロスチャネルマーケティングの強味ではないのです。
クロスチャネルマーケティングは、顧客獲得から顧客のロイヤルティ、維持率の向上まで、顧客のライフサイクルのさまざまな段階を通じて、顧客が普段利用するチャネルをまたいで継続的にやり取りすることができます。
つまり、クロスチャネルマーケティングを行うことにより、顧客ごと、ターゲットごとの顧客体験を構築できるようになるのです。
まとめ
今回は不動産賃貸業でのDM事例をもとにクロスチャネルマーケティングを行うメリットや理由、効果のひとつなどを詳しく解説しました。
クロスチャネルマーケティングは複数のマーケティングを行うことにより、新たな顧客層にアプローチができるので、企業やサービス、ブランドをアプローチできるので、デジタル以外になにか新たなマーケティングを、、と施策を考えている場合はDMに挑戦してみませんか?
きっと新たな顧客層へアプローチができるようになりますよ!