1度DMを送付して大きな成果をおさめたい!と考える方も少なくないでしょう。
今回は、宗教系の教育業でおこなわれたマーケティング事例の中でも1度送付で、成功できたことを紹介すると共に、DMマーケティングで効果的とされることの多いオファーDMについて詳しく解説しています。
【オハイオ州での事例】DMで1009%の収益率を達成
今回の事例は、ベツレヘムクリスチャンアカデミーという、オハイオ州クリーブランド郊外の幼稚園前から6年生までを教える私立の教育機関での一件です。
経済が苦戦し、競合となる他校が周りに多かったことから、アカデミーは入学者数の減少に直面。DMマーケティングを始めるきっかけになりました。
今回のDMマーケティングで運用されたのは顧客リストでした。また、DMを効果的にした理由は次のとおりです。
- 明るくカラフルなデザインにすることでDMを目立たせる
- 見出し(単に学校の名前)と学習環境の子供たちの画像により効果的
- 真っ赤な円で目立つ無料登録の貴重なオファー
など、他にも、カードの表と裏にある学校の連絡先情報により、詳細について学校に簡単に連絡できます。
ベツレヘムクリスチャンは、ターゲティングされた地域に5〜12歳の子供がいる2,000家族にDMを送付しました。子供たちはDMから知ることでEdChoice奨学金の資格を得ることができたのです。これは、オハイオ州が私立学校の授業料を支払うことを意味します。
郵送スケジュールとしては、露出を増やすべく、学校は2週間の間に2回同じ家族にDMを送付しました。
結果としては、アカデミーのDMマーケティングにより、5人の新入生が集まりました。
学校での授業料は4,400ドル(約51万)。つまり、最初の1年間で、投資に対して1009%の収益で22,000ドル(約254万)が得られたのです。
【成果があがった理由】オファーとターゲティングの明確さ
今回のDM事例で成果をあげられた大きな理由は、オープンキャンパスに関するオファーとターゲティングを明確にしたことといえます。
ターゲットを明確にすることで、DMに付与したオファーは大きな効果を発揮できました。
また、DMで活用されたオファーは、クーポンなどのオファーではなくオープンキャンパスに招待するなどのオファーであり、ターゲット以外は反応することは難しいという内容です。
だからこそ、成功につながりやすかったのです。
参考:Education Marketing Case Study | Bethlehem Christian Academy | PostcardMania:Bethlehem Christian Academy
【レスポンス率をあげるDM】効果的といわれるオファー
オファーDMは、あらゆるDMの中でも特に効果があると期待されているタイプのDMタイプですが、企業によっては相性の良し悪しも左右されることがあります。
ここからは、どんなオファーがあり、どういったときに活用するとより良いのかなどをお話しましょう。
主にDMで活用されるオファーは次の通りです。
- 割引やクーポンなどの金額系
- キャッシュバック系
- 抽選で〇名というような一般懸賞系
- DM持参でプレゼントというようなオファー
- 〇組購入で割り引き系オファー
- DMからのサービス・商材利用で保証系
- 周囲巻き込み型
など、こうしてみるとさまざまな種類のオファーがあることがわかりますよね。
しかし、業種に合わないオファーをしてしまうと、逆効果になる可能性もあります。
では、どのオファーがどの業種と相性が良いのでしょうか。
- 割引やクーポンなどの金額系→通販や学習塾など「入会・購入」というアクションがほしい場合
- キャッシュバック系→値引きではないオファーとなり、高額な商品・サービスで活用可能
- 抽選で〇名というような一般懸賞系→WEBマーケティングをしている場合には有効活用可能で、ECや通販DMなどでも効果的
- DM持参でプレゼントというようなオファー→行動につなげるオファーなのでレスポンスが必ずほしいときにおすすめ
- 〇組購入で割り引き系オファー→リピーターや顧客のロイヤリティをあげたいときにおすすめ
- DMからのサービス・商材利用で保証系→ダイエット商材や、通信教材などのDMで利用されることが多め
- 周囲巻き込み型→商材を周りに紹介できるので、通信会社や美容室などで利用されることが多め
業種というよりも目的別でオファーを活用することで、大きな効果をおさめられる可能性もあります。オファーを付与したDMを作るときは、まず戦略から練り、ターゲットも明確にしてみましょう。
まとめ
DMマーケティングで大きな効果をおさめるのであれば、特典などのオファーを有効活用し、顧客の行動を扇動する必要があります。
そのためにはターゲティングだけでなく、ゴール設定も重要です。
企業にとってのDMマーケティングを有効活用するべきか、まずは戦略から練ってみませんか?
きっと大きな効果をあげられるDMを制作できますよ。