医療業でのDM事例を送付するとなると、どのようなDMが適していると感じますか?
人によってはDMは商材をアピールするものなので、マーケティングとして活用してはいけないと感じる方もいるのではないでしょうか。
では、引っ越ししてきた新規入居者に、病院の存在をお知らせするという形で、DMを活用してみませんか?
今回はアメリカのランカスター群に新たに引っ越してきた世帯に向けて、DMで病院の存在をお知らせした運営者のDM事例とともに、病院で活用できるDMの活用方法を詳しく解説しています。
医療業から福祉業などにおいて、DMを活用したいけど方法に悩んでいる方は必見ですよ。
【アメリカでのDM事例】絆創膏DMで顧客へのサポート理解を向上
今回のDM事例はアメリカ、ランカスター群で病院を経営する事業者が、新しく引っ越してきた世帯に向けて送られたDM事例です。
周囲に属する新しく引っ越してきた世帯に送信するために、病院によって事前に設計されたDMで、テーマは「カバーしてもらった」という内容。医療提供者に関する情報を提供することに加えて、郵便物は受取人に簡単なオンライン調査をして贈り物を受け取るように頼みました。
「私たちはあなたをカバーします」という概念をさらに広めること、そしてこれまでのDMの効果を補強するために、バンドエイドを追加することで郵便物を強化!作品にパーソナライズを追加しました。バンドエイドは顧客にとってもインパクトの大きいものとなりますね。
次に、このDMに固有のドメインも作成。各受信者に独自のURLを与えたのです。この場合、URLは、インターネット上の独自のウェルカムページに誘導し、5つの質問の調査に記入できるようにしています。
調査では、年齢、性別、特定の医師を選択する際の決定に影響を与えるもの、連絡先の好みについて簡単な質問に回答できます。受取人には、ウェルカムレターが記載された無料の応急処置キットが郵送されました。いわゆる、病院からのオファーとなりますね。
結果としては、3か月間追跡した後、救急箱の写真を作品に追加しました。これにより、回答率が50%近く向上。今回のDMでは、WEBへのアクセスも可能になので、URLのリアルタイムのダッシュボードレポート機能を通じて、病院は個々の応答を追跡し、診療所がその地域の潜在的な新しい患者と接触も可能でした。PDCAをまわして、その後のDMマーケティングにも大活躍しているようです。
【成果があがった理由】お知らせと絆創膏で新規入居顧客をバックアップ
今回のDM事例で成果をあげられた理由は2つあります。
ひとつは、新規入居者だからこそDMを送付することで、救急施設(病院や薬局)の存在を明らかにすることで顧客の万が一のときは、サポートしてもらえるという安心感を与えられたことです。
新規入居者、新しく地域に引っ越してきた人は、歩き回ることでしか周辺の施設、状況を理解できません。だからこそ、今回のDMはターゲットについても適切に設定できたといえるのです。
そしてもうひとつは、これまでのDMには見られなかったことです。
DMに絆創膏を貼って送付する企業をあなたは見たことがありますか?
少なくとも、医療事業を展開している企業以外では、このようなデザインを思いつくことはできないでしょう。
だからこそ、今回のDMでは顧客に「なにが書かれているんだろう」という意識を湧きたたせるための好奇心を刺激できたといえます。
サポートしてもらえるという安心感と、アンケートに答えることで不足していた応急処置セットをもらえるというオファーのお得感、絆創膏からのイメージ感なども相まって、顧客により意識してもらえることで今回の成果につながったのです。
参考:How Can Adding A Picture Change My Direct Mail Campaign? – MultiGraphic Marketing
【医療事業がDMを活用するなら】ターゲットとタイミングを重要視
医療業界においてDMマーケティングを活用するのであれば、特に意識すべき点が次の2つです。
つまり、この2つを意識せずにDMを送付してしまった場合には失敗する可能性が高くなってしまうこともあるのです。
DMマーケティングとは、本来、商材を顧客へアピールするものになるので、人によってはわずらわしく感じることだからこそ、病院や医療事業者が活用してはいけないと考える方も少なくありません。ところが、病院、医療事業だからこそ、アナログのDMは効果があげやすいものだということを知っていますか?
今回の事例のように、新しく引っ越してきた世帯を対象としたDMの場合は、ターゲット側からすると、探す手間が省けて便利と実感してもらえるだけでなく、なにかあればサポートしてもらえると、安心感を与えてもらえるのです。
初期顧客へのアプローチは病院だからこそしておくべきといえますよね。
また、もうひとつのキーワードであるタイミングでは、予防接種時期や定期健診時期などに送ることで、顧客の健康への意識を底上げすることが可能です。
つまり、アナログDMから周辺地域在住者への健康的なサポートも担うことができるので、マーケティングという意識だけでなく、顧客のバックアップをもできるのです。
もし今病院として何か顧客に役立つことがしたいと考えているのであれば、このようなターゲット、タイミングから戦略を練ってみませんか?
まとめ
今回の事例では、病院がDMを送付する理由とともに、DMを送付することで顧客の健康的な意識、サポート、バックアップが可能になることを解説しました。
特に医療事業だからこそデジタルではなく、アナログDMを送付することにより、顧客に必ず手にとって見てもらえるので、意識の底上げをすることが可能になるのです。
もし今マーケティングに悩んでいるのであれば、ターゲットやタイミングから戦略を練ってみませんか?
きっと効果のあるDMを制作できますよ。