ポスティングの費用に対する効果を上げて成果に直結させるには!?
自社の商品を売ったり、ブランドを認知してもらうときに広告や宣伝を行いますね。チラシをポスティングすると顧客は内容を直接手にとって見られ、試供品なども受け取れるメリットがあります。
しかし、ポスティングをするには費用がかかります。ポスティングの費用に対する効果を判定する方法や効果的なポスティングのやり方を知らないとコストばかりが、かさんでしまいます。ポスティングの費用に対する効果を上げる具体的な方法を知って成果に直結させましょう!
目次
ポスティングの費用に対する効果を知るにはどんな方法で行う?
ポスティングの費用に対する効果を判定する方法は2つあります。どちらも事前に準備が必要なので、チラシを作成・配布する前にチェックしておきましょう。
反響率を確認する方法
反響率とは、チラシの配布に対して顧客の反応がどの程度あったかを見られる方法で、以下のように計算します。
反響率(%)=(反響数÷配布したチラシ数)×100
反響数をみる方法としては次のような方法があります。
・チラシにQRコードをつけてSNSや公式サイトのアクセス数をみる
・クーポンや引換券をつけて利用数を数える
・来店のさいにアンケートを配り、来店のきっかけを教えてもらう
・専用フリーダイヤルを設け、電話があった件数をカウントする
・懸賞やコンテストをつける
特に懸賞などは消費者の購買意欲を増やす方法として知られています。チラシをなんとなく作成し、配っても反響数をカウントできない場合があるので、チラシ作成時から工夫しましょう。
費用対効果の分析に必要な項目
費用対効果の分析には、以下の3つの項目を分析する必要があります。
・配布日時や配布エリアの確認
…どの時間、どの地域に配ると効果が出るのかを見るため。
・配布時期による違い
…何度か配布する場合は、季節や月ごとに効果が変わる可能性があるため。
・売上と見合っているかの確認
…売上の伸びがポスティング前と変わっているかどうかを見るため
費用対効果の計算方法
ポスティングの費用に対する効果をみるには、以下の方法で計算します。
費用対効果(%)=【(成約数×顧客1人の平均売上)−チラシ費用】÷チラシ費用×100
成約数は商品の購入や契約などを指します。この費用対効果がプラスになればなるほど、ポスティングの効果が高いと言えます。逆にマイナスになると費用に見合った売り上げがないため、配布エリアや時間帯、時期などをもう一度分析し直す必要があります。
参考:東海大学観光学研究「消費者行動論の視点によるセールス・プロモーションがブラ ンド構築にもたらす効果分析」
ポスティングの費用に対する効果を上げたい!成功のコツ3つ
闇雲にポスティングをしても費用に対する効果が上がらない場合があります。費用対効果を上げてビジネス成果に直結させるコツは3つありますよ。
①配布エリアの分析
ポスティングを考えている地域にどんな人がどのくらい住んでいるかを確認しましょう。
・単身世帯が多いのかファミリー世帯が多いのか
・年齢層はどのくらいか
・男性が多いのか女性が多いのか
これらを確認すると、ご自分のビジネスを選んでくれそうな人が多いかどうかがわかります。例えば、若者ばかりの地域に高齢者用の商品のチラシを入れても効果は出ません。
また、競合業者についても調べておきましょう。競合が多すぎる場合や地元で根強い人気がある同業者がいる場合は、チラシに記載する自社の魅力などに注意する必要があります。
②配布先のニーズに合わせる
配布エリアにどんな人が住んでいるかが把握できると消費者のニーズが見えてくるでしょう。ご自分のビジネスはそもそも配布先のニーズにあっているかを確認しましょう。サービスを利用する可能性が高い地域を選ぶと費用対効果が上がりやすいです。
ニーズに合っている場合はチラシの表面に顧客が欲しいと思っている情報を記載すると、ポスティングの費用に対する効果が出やすいですよ。配布エリアにない魅力などをチラシに載せておくと、注目されやすいでしょう。
③配布する日時を的確にする
チラシはたくさん配れば配るほど顧客の目に留まる可能性が高くなりますが、その分コストが莫大にかかってしまいます。そのため、配布する時間を厳選して顧客にみてもらいやすくする必要があります。
・店のセールやイベントが始まる前日に配布する
・働いている世代が多いエリアでは帰宅後にみてもらえるように配布する
・不動産関連は家族が団欒している可能性のある休みの日に配布する
・塾や講座などは週初めや月初めに配布する
ポスティングの費用に対する効果を上げるときに気をつけること
ポスティングの費用に対する効果をあげる工夫をしても、配布時のマナーに注意しないと信用してもらえない可能性があります。配布時にも印象を良くしておきたいですね。
深夜や早朝は避ける
チラシの配布時間を競合業者と重ならないようにしたい場合でも、深夜や早朝のポスティングは避けましょう。暗い時間に住宅街を歩いていること自体、不審に思われる可能性があります。
子育て世代が多いエリアの場合、昼間であってもお子さんが昼寝をしている可能性があります。ポストに入れるさいや階段の上り下り、ドアの開け閉めは音を立てないように行うと良いですよ。
「チラシお断り」のお宅には入れない
「チラシお断り」「セールスお断り」などのステッカーが貼ってあるお宅にはチラシを配布しないようにしましょう。チラシが入っていることでクレームにつながる場合もあります。近隣住民にも悪い噂が広まらないようにしたいですね。
マンションや集合住宅の場合は管理人に許可をとってからポスティングをしましょう。マンション自体がポスティング不可の場合があります。また、管理人に不審者と疑われると通報されてしまうかもしれません。
チラシの入れ方に注意
ポスティングの費用に対する効果を上げるためにはチラシの入れ方にも注意が必要です。チラシは郵便受けから飛び出さないように入れましょう。雨風でチラシが汚れないようにするためです。郵便受けに郵便物が入っている場合は無理に入れないでおきましょう。
ポスティングをするさいに、見てほしい面を表になるように入れると伝えたいことがすぐに伝わりますし、丁寧に入れた印象を持たれやすいです。
まとめ
チラシを配布するとビジネスの成果に直結しやすいですが、費用がかかります。ポスティングの費用に対する効果は反響率や費用対効果を求める計算式で数値として確認できます。
ポスティングの費用に対する効果を上げるには、配布エリアの客層やニーズを把握した上で配布日時を決定するようにしましょう。チラシの配布時にマナーが悪いと印象が悪くなったりクレームにつながります。配布時のマナーを守って、コスト以上の利益を出せたら嬉しいですよね。
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