料理教室の集客がうまくいく3つのポイントとは？メニューでリピーター化する方法も

最近では、比較的若い層や男性が料理教室に通うことも珍しくなくなりました。しかし、ターゲット層が広くなったからと言って、必ずしもたくさんの顧客を獲得できるということではありません。

そこで今回は、料理教室の集客がうまくいく3つのポイントと、具体的な広告方法をご紹介したいと思います。また、一度のレッスンで飽きさせない工夫も必要です。リピーター化の秘訣はメニューにありますよ。料理教室の集客で、何度も通ってもらえるリピーターも育てていきましょう。

料理教室の集客ができない！？成功への3つのポイント

料理教室の集客がうまくいかない場合には、やはりターゲットの絞り込みに問題があることが多いです。ここでは、成功へ導く3つのポイントについてみてみましょう。

教室に来てほしいターゲットは誰？

料理教室には、どんな人が興味をもって通ってくれるのでしょうか。ターゲット層ごとに料理教室になにを求めているのか洗い出してみます。自分の教室に来てほしいターゲットを明確にすることがもっとも大切です。

・主婦層：

もっと料理のレパートリーを増やしたい、安くて速く作れるメニューが知りたい

・若い女性：

彼氏にふるまうオシャレな料理を作りたい、結婚前に料理の基本を身につけたい

・一人暮らし男性：

自炊ができる程度の料理を学びたい、一人暮らしでも栄養はしっかり摂りたい

・子ども：

料理や食育に興味をもってほしい、楽しく料理を学んでほしい

どんな先生が教えてくれるのか

習い事やお教室で一番気になるところが、どんな先生がレッスンをしているのかということです。英語教室や学習塾なら、これまでの学歴や経歴をアピールすればそれなりの集客になるかもしれません。しかし、料理教室の集客で必要なのは、先生自身の人柄です。

プロフィールや経歴だけでなく、普段家庭でつくる得意な料理や、料理にまつわる面白い話などを伝えましょう。お客さまの信頼感や安心感につながります。

予約や変更はしやすいのか

予約がしづらい、あるいは日時の変更に手間がかかると、せっかく興味をもってもらっても機会ロスになってしまいます。予約システムを導入して、お客さまからのレッスン申し込みをスムーズにするとよいでしょう。

また、予約やキャンセルの期限を設定する機能があれば、ドタキャンによる食材のロスも防げます。そのほかにも、時前決算や顧客管理などもできるので、業務の効率化になります。

生徒が集まってくる！料理教室の集客におすすめ広告方法

では、料理教室の集客におすすめの広告には、どんな方法があるのでしょうか。ここでは、料理教室の魅力を伝えるだけではなく、効率的に見込み客にアプローチできる方法をみてみましょう。

Instagramで情報を発信する

料理の魅力を視覚的にアピールできるInstagramは、料理教室の集客に最適ですよ。SNS映えする料理の写真は、「美味しそう」「私もつくってみたい」と思わせてくれます。クオリティーの高い画像を用意することを忘れずに。

また、レッスン風景や充実した調理道具を投稿すれば、先生の雰囲気や教室の様子もよく伝わるでしょう。また、定期的に体験キャンペーンや入会割引クーポンの配布などの情報発信をおこなうとより効果的です。

Web広告をうまく活用する

ウェブサイトやSNS、動画サイトなどに出稿できるWeb広告もおすすめです。ランダムに発信されているように見えますが、じつはそうではありません。年齢や性別、職業だけでなく、その人が興味のあることを絞り込めるため、料理教室に興味がある30代の女性に向けて、ダイレクトにアプローチできるのです。

また、Web広告は効果の測定もしやすいです。広告をクリックしてくれた人がどのくらいいたのかデータを分析しながら、次回の施策に反映させましょう。

商圏内にチラシをポスティングする

チラシのポスティングは従来からおこなわれている方法ですが、料理教室の集客にも有効です。料理教室に興味のある人は、自宅から近く通いやすいところを探していることがほとんどです。ですから、まず店舗の近くのエリアを中心にポスティングをおこないましょう。

チラシには、作れる料理や教室の雰囲気がパッと見て分かるように、写真などの画像をうまく使いましょう。また、初回割引などのクーポンをつけると、捨てられずに保管されやすくなります。

料理教室の集客はリピーター化が重要！メニューが決め手

最後に、料理教室の集客では、既存の生徒を飽きさせない工夫も大切です。そのためには、美味しそうなメニューの開発が欠かせません。

季節感を演出するメニュー

春・夏・秋・冬ならではの季節感あふれるメニューを提案しましょう。料理と季節は切っても切れない関係で、その季節がやってくると自然と身体が旬の食べ物を欲するようになるといいます。

旬の食材は美味しいだけでなく、栄養価が高いことも特徴です。また、供給量が増えるため、食材を安定して安く仕入れることにもなりますよ。

イベントをうまく利用する

気分が盛り上がるメニューは、年間のイベントをうまく利用しましょう。毎月といっていいほどイベントがありますが、親子向け、カップル向けなど、個人で参加する通常レッスンとは違う形式でもよいかもしれません。

最近では、同じ趣味の人や出会いが欲しい人が参加できる料理教室もあるようです。人との交流の場を提供することも、料理教室の集客になるでしょう。

おまけのメニューをそえる

料理教室では、生徒さんが作りたい料理を選んでレッスン申し込みをします。ですから、作りたいものが作れるようになるので、それだけでも、もちろん満足してもらえるでしょう。しかし、試食のさいにもう一品出てきたら、もっと喜んでもらえます。

たとえば、作ったお料理にあうパンやデザート、スープなどです。これはただの「おまけ」ではなく、「こんなお料理も作れますよ」というアピールでもあります。じっさいに美味しければ、次回のレッスンとして申し込んでもらえるかもしれません。

まとめ

料理教室の集客は、まずターゲットを明確にしておくことが重要です。年代や性別によって、料理教室に求めるものが違うからですね。また、料理教室の顔である先生のイメージや教室の雰囲気をうまく伝える必要があります。Instagramを活用すれば、視覚的にアピールできますよ。

また、Web広告は精度の高いターゲティングが可能ですし、チラシのポスティングは商圏内の見込み客にアプローチして認知度アップに効果があります。既存客を飽きさせないように、「作ってみたい」と思わせるメニューを提案していきましょう。