【新規開拓DMの挨拶文で成否が決まる！】効果的な文例とコツを徹底解説

DMを作成する際、意外と重要なのが挨拶文です。特に新規開拓のDMを作成する際は挨拶文が重要になるでしょう。何故かというと、DMの挨拶文は商材だけでなく、会社自体の第一印象をも決めてしまうことがあるためです。

これが簡略化されすぎていたり、そもそもなかったりすると「なんて失礼なんだ」としっかり読んでもらえない可能性があります。また、しっかりと挨拶文があると信頼性の獲得にも繋がります。

この記事では、新規開拓目的のDMに効果的な挨拶文のコツと文例を解説します。ぜひDM作成の際の参考にしてください。

新規開拓のDMにおいて挨拶文が重要になる理由とは？

新規開拓目的のDMに限らず、挨拶文は読んだ方に対しての印象を左右するといっても過言ではありません。まずは挨拶文がそれほど重要となる理由について紐解いていきましょう。

DMとはほぼ営業マンと同じ

そもそもDMとはどういった位置づけだと考えて送付していますか？実は、多くの方にとってDMとは「営業マン」です。

営業に行かれた方にはわかるかと思いますが、第一印象や最初のご挨拶で良い印象を持っていただかなければ受け入れてはもらえません。

DMにとって、それは挨拶文です。つまり、挨拶文がしっかりしていないと営業が成功しないということになります。

有効な挨拶文は信頼性を上げる効果も

しっかりとした挨拶文を記載していると、信頼性を上げることもできます。丁寧な挨拶文を書けるということは、礼儀をわきまえる気持ちがあることが伝わるからです。

また、相手一人に向けた文面だと、受け取った方は自分のことを相手にとっての多数だと思わなくなります。つまり一対一の営業と同じ状態になるのです。

このように、有効な挨拶文は信頼性を上げる効果があると同時に、心理的ハードルを下げる効果も期待できます。

BtoBかBtoCによって文例が変わるのに注意

ただし、注意しなければいけないのが、相手が企業（BtoB）であるか個人（BtoC）であるかによって文例が変わるという点です。

個人に向けたDMの場合は、余暇の時間に見ることが多くなります。そのため、ゆったりとした気持ちで見ることが多いです。

しかし、企業の場合は業務中に見ていただく場合が多いです。ということは業務中の貴重なお時間を頂戴するということになります。なるべく簡潔に、わかりやすい挨拶文を心がけましょう。

新規開拓のDMに添付する挨拶文のおさえるべきコツ3ポイント

ここからは新規開拓目的のDMに添付する挨拶文のおさえるべきコツを、3つのポイントに分けてご紹介します。

【コツ1】相手がCとBどちらでも礼儀正しく

まず最初のコツが「相手に関わらず礼儀正しく」です。当たり前のことですが、文章によっては礼儀正しく見えないことがまれにあります。

ただし、礼儀正しく＝堅苦しい形式張った挨拶ではないことが重要です。相手や商材によっては親しみを込めた挨拶のほうが効果的な場合があります。

送る相手に合わせて考えてみましょう。

【コツ2】「自分事」にさせる文面に

2つ目のコツは、読んでいる方が「自分事」だと思うような文面にすることです。

簡単なのが「あなた」や個人名・企業名を差し込むことです。これによって、読んだ方は自分が「不特定多数」ではないと自然に思い、自分事だと感じます。

自分事にしてもらうことで、営業のハードルは一層下がります。ぜひ実践してみてください。

【コツ3】季節感は「今だけ」を強調させる効果が

最後のコツが「季節感」です。挨拶文においては「時候の挨拶」にあたります。季節感は、DMの「今だけ感」を強調もしくは助長してくれます。

DMで紹介している商材が期間限定なら、挨拶文にも時候の挨拶を入れるとより季節感が出るでしょう。そうすることによって、自然と返答を早くしなければいけないという気持ちになります。

時候の挨拶はDMに限らず、様々なシーンで共通していることが多いです。メールなどでも使えるので、いくつか文例をストックすると良いでしょう。

参考：年賀状・暑中見舞いドットコム「時候の挨拶（書き出し）と結びの文例」

【パターン別】新規開拓のDMに有効な相手に合わせる挨拶文3例

ここからは実際に新規開拓目的でDMを送りたい相手に合わせた挨拶文の文例をご紹介します。今回は3つのパターンに分けました。

【文例1】BtoB営業向け

BtoBの場合、以下のように9つのパーツに分けて挨拶文を構成できます。

1. （タイトル、資料送付のご案内など）
2. 拝啓
3. （時節の挨拶）の候、
4. ますます御清祥のこととお慶び申し上げます。
5. さて、弊社は○○をしている○○株式会社と申します。（名乗り）
6. 突然のご連絡にて誠に恐縮に存じますが、ぜひ貴社にお取り引きをお願いしたく、本状を差し上げました。（突然の連絡に対しての詫びと目的）
7. （本文、資料の内容など）
8. 略儀ながら書中をもちましてご挨拶申し上げます。
9. 敬具

この内、拝啓と敬具はセットです。必ずこの2つで結びの挨拶までを挟むようにしましょう。

また、時候の挨拶は「時下」と略すこともできます。季節感が必要ない場合は「時下、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」でもよいでしょう。

【文例2】BtoC営業向け

今度はBtoC営業向けです。基本的な部分はBtoBと同じですが、少し形式張った部分がなくなります。

1. （タイトル）
2. 拝啓
3. ○○様（個人名を入れるのが望ましいです）
4. 突然のご連絡失礼します。（突然の連絡に対しての詫び）
5. （名乗り）
6. （本文）
7. ○○様のご来店を心よりお待ち申し上げます。
8. 敬具

BtoCの場合は、あまり堅苦しいとかえって相手のハードルを上げてしまいます。BtoBよりも堅い挨拶を減らし、なるべく柔らかい印象になるような挨拶文にしましょう。ただし、形式は守るようにすると効果的です。

【文例3】より親しみを込めたBtoC向け

今度は、もう少し親しみを込めたBtoC向け挨拶文です。より不特定多数に送る場合、馴れ馴れしくもなく親しみのある文章が効果的になるでしょう。

例として、商材が美肌基礎化粧品の場合の挨拶文を記載します。

1. タイトル
2. 「肌年齢が気になる…」～（商材を使う前のお客様が持ちがちな悩み）
3. あなたは今、このようなことでお悩みではありませんか？
4. そんなあなたのために、今回は洗顔後に塗るだけで美肌効果がある基礎化粧品のご案内です。（商品を簡潔に紹介）
5. （本文）
6. ご興味を持ったら、ぜひ弊社SNSなどをご覧になってくださいね。

この場合、相手に対してダイレクトに興味・関心を引くことを心がけます。まず礼儀正しいかどうかではなく、「自分にとって有益なDMだ」という印象を持ってもらうことを優先するのです。

まとめ

新規開拓目的のDMでは、挨拶文が重要になります。相手に合わせた挨拶文にすれば、信頼性の獲得にもつながるため、ぜひ以下の3つのコツを心がけるようにしてください。

• BtoB・BtoCに関わらず礼儀正しく
• 「自分事」にさせる
• 季節感で「今だけ」を演出

これらのコツを踏まえた挨拶文は、ある程度のパーツに分けて構成できます。パーツの中身を自社に合わせて組み替えれば、簡単に挨拶文を作ることが可能です。

好印象の挨拶文となれば、DMの反響率も上がる可能性が高いです。一見面倒かもしれませんが、ぜひ試してみてください。