チラシの反応率を上げる6つのコツを詳しくご紹介！効果測定方法も徹底解説

ポスティングなど、チラシを配布する際に気にしておきたいのが「反応率」です。反応率とはチラシを受け取った人が購入や問い合わせなどのなんらかのアクションを取った割合のことを指します。

ポスティングを行っている方の中には、なかなか反応率が上がらないという悩みを抱える方が多いです。しかし、実はチラシの反応率を上げるにはコツがあります。

この記事では、チラシの反応率を上げるコツを6つのポイントに分けて解説します。また、反応率を確認する「効果測定」の方法についても解説するので、併せて改善の参考にしてください。

チラシの反応率を上げる前に知っておきたい！効果測定方法を解説

チラシの反応率を上げるためには改善をしなければいけません。その前に効果測定の手段も見直してみませんか？

ここでは、チラシの効果測定方法について解説します。

効果測定には正確なデータを測定する必要がある

チラシの効果測定には正確なデータが必要です。必要な数字は「チラシの配布枚数」「反応数」の2つのみ。

しかし、簡単なように見えて実は「反応数」の測定が難しいです。何故かというと、チラシ配布後に来店数が増えたからといって必ずしも「チラシを見たから来店した」とは限らないからです。

ではどうやって正確な反応数を測定するかというと、一番簡単なのはチラシが手元になければ知らない情報・ものを手元に置かせるという方法です。

QRコードやキャンペーンコードが具体的

反応数を具体的にするには、チラシ限定の付属物をつけるのが最適です。

• QRコード（専用アドレス）
• キャンペーンコード
• チラシ専用クーポン

また、来店アンケートなどに来店理由で「チラシを見た」という欄を作るのも、反応数を確認する手がかりとなります。

これらの付属物で来店または問い合わせがされれば、自ずと反応数がわかります。具体的な反応率が測定できるようになるでしょう。

問い合わせ先は必ず明記

もしクーポンをつけたり、アンケートを行ったりしない場合は、最低でも必ず問い合わせ先を明記するようにしましょう。

チラシの商品が気になれば必ず問い合わせを行います。その際のアドレスをチラシ専用のアドレスにしておけば、反応数として計測できるのです。

反応数とは来店数や購入数だけではなく問い合わせ数も含みます。チラシに載せるのは当たり前かもしれませんが、アドレスを工夫するだけでも効果測定の役に立つでしょう。

今すぐ実践したいチラシの反応率を上げるコツ：構成・内容編

ここからはチラシの反応率を上げるコツについて解説していきます。まずは構成・内容にフォーカスしたコツです。

コツ1：キャッチコピーはお客様本位で決める

1つ目のコツは「キャッチコピーをお客様本位で決めること」です。

キャッチコピーはチラシの顔ともいえるほど大事な要素です。目立たせるのは当たり前ですが、文言はお客様の心に響かなければいけません。

• 「実績のある弁護士多数在籍」
• 「ベテラン美容師が◯人」

これらのコピーは、お店や事務所がアピールしたい部分であり、お客様にはあまり役に立たない情報です。この「実績のある」「ベテラン」の人々が、お客様のどういう悩みを解決できるかを考えましょう。

• 「実績のある弁護士多数在籍」→「◯◯解決実績多数！」
• 「ベテラン美容師が◯人」→「確かな技術で髪のお悩み解決」

こういった具体的なコピーにするだけでも、反応率は変わります。

コツ2：オファー（特典）はハードルを下げる

チラシにはオファー（特典）があると来店数や問い合わせ数が多くなります。しかし、オファーのハードルが高いと来店のメリット＜めんどくささとなってしまいます。

• なるべく来店しやすい範囲にのみポスティングする
• 手打ちのアドレスではなくQRコードを用意する
• 電話はハードルが高いのでWebアドレスを用意する

上記3点を気をつけるだけでもオファーのハードルを下げることが可能です。

コツ3：具体的な数字は信頼度を上げる

士業やサロン・学習塾などは実績のアピールが効果的です。実績をアピールするのであれば、具体的な数字を出すようにしましょう。

• ◯◯高進学率98％！
• 満足度90%！
• 創業20年の事務所

何か具体的な数字で表せる実績があれば載せましょう。信頼度を上げるきっかけになります。

コツ4：利用者の声はチラシを見た人の未来の姿

製品やサービスをアピールするチラシであれば、お客様の声をチラシに取り入れてみてください。すでに製品やサービスを利用した人は、チラシを受け取った方の「未来の姿」です。

また、事前に利用者の声をアンケートとして取り込むようにしておきましょう。パターンは何パターンあっても良いです。チラシ掲載ごとに変えられるほどレビューがあれば、繰り返し受け取った方も「こんなにレビューがあるんだ」と徐々に印象づけできます。

チラシに載せる利用者の声は、年代・性別を変えて2種類・3種類ほどあるとベストです。チラシ1枚に利用者の声1種類だと、信頼度を上げる効果が期待できません。

今すぐ実践したいチラシの反応率を上げるコツ：デザイン編

チラシの反応率を上げるコツはデザインにもあります。ここではチラシのデザインにフォーカスして解説していきます。

コツ5：見たら1秒でわかるデザインにする

ポスティングで受け取るチラシは「チラシを取り出した1秒が勝負」だといわれています。1秒で「このチラシは有用だ」と判断されなければ捨てられてしまうのです。

そのため、見たら1秒でどんなチラシなのかわかるデザインにしましょう。難しいように思われるかもしれませんが、1秒で何のチラシなのかわかるコツがあります。

それは「写真」です。サービス・製品に直結する写真や画像を載せることで、すぐに判断させられます。ピザデリバリーであればピザの写真、学習塾であれば子供たちの授業風景などを大きめに、キャッチコピーの近くに載せましょう。

コツ6：信頼度獲得は笑顔の写真で

信頼度を獲得したいのであれば、笑顔の写真を載せましょう。特にインストラクターや講師の信頼性が必要な学習塾・教室系・クラブ系は必須です。

生産者や働いている人の顔が見えるだけで食材に対する信頼感が上がる、というような経験はないでしょうか？そういった経験と同じで、笑顔の写真には安心感を抱かせる効果があります。

もちろん、レストランや企業のチラシでも笑顔の写真は有効です。従業員や社長の笑顔の写真で緊張感をほどく役割があります。実際に行ってみてその写真の人がいると思うと、親近感が湧くはず。ぜひ笑顔の写真を載せてください。

参考：ferret「画像に人の笑顔を入れるとエンゲージメントがあがるのはなぜ？」

まとめ：チラシの反応率を上げるコツは「お客様目線」が鍵

チラシはお客様から見て有用だと思わせなければいけません。そのため、チラシの反応率を上げるコツはどれも「お客様目線」が鍵です。

• キャッチコピーはお客様本位で
• 特典のハードルを下げる
• 笑顔の写真と具体的な数字で信頼度を上げる
• 利用者の声で未来の姿を想像させる
• 見たら1秒でわかるデザインに

これらのコツを利用して、チラシの反応率を上げる改善をしてみてください。もちろん効果測定を忘れずに行いましょう。専用問い合わせ先やクーポンなど、反応数を測定できる指標をチラシに入れ込むと、効果測定しやすくなります。