【保存版】チラシで反響UP!わかりやすいデザインの基本
ポスティングにおいてチラシは、一目見ただけでわかりやすいデザインでなければいけません。とはいえわかりやすいチラシといわれても、どうやって作ったら良いのかわからないでしょう。
もしデザイナーに任せられない場合、自分でチラシを作らなければいけません。素人がどうやったらわかりやすく読まれるチラシにできるのでしょうか?
実は、わかりやすいデザインのチラシを作る時、基本をおさえるだけでもとても読みやすくなります。
ここではわかりやすいデザインのチラシを作る際に押さえておきたい基本についてご紹介します。
目次
そもそもわかりやすいデザインのチラシって何?
わかりやすい、と一口に言っても、それを理論的に説明するのは難しいかもしれません。しかし、理論的に説明できなければ、わかりやすいデザインにしづらくなります。
まずは、わかりやすいデザインのチラシとはどういったものなのかを解説していきます。
わかりやすい=読みやすい・見やすい
「わかりやすいデザイン」とは、噛み砕くと「読みやすい」「見やすい」ということになります。
読んでわかる、見てわかるというのがわかりやすいデザインです。つまり、読みやすい、もしくは見やすいデザインのチラシが望ましいということになります。
そもそも読みづらい・見づらい印象のチラシは、ポストから出して手に取った瞬間に捨てられがちです。読みやすい・見やすいデザインを目指しましょう。
読みやすいチラシは要素が「揃っている」
少し踏み込んで、今度は「読みやすい」と感じさせるデザインとは何かについて解説します。
読みやすいチラシは、書いてある文字が多くても内容が入ってきやすく、読むことが苦になりません。なぜかというと、文字のレイアウトがしっかりと揃っていることが多いからです。
文字が枠の中に収まっていたり、文章や図の端が揃っていれば、それだけで読みやすいデザインとなります。その点に気をつけるだけで十分読みやすいデザインに近づくでしょう。
見やすいチラシは要素が「まとまっている」
見やすいデザインの場合は、チラシの中の要素がまとまっています。まとまっているとはつまり「要素がグループ化されている」ということです。
単調な例ですが、不動産のチラシでバスルームの写真の下にキッチンの説明があっても理解してもらえません。バスルームの写真の下にはバスルームの説明があるべきです。
これが要素をグループ化させること、つまり「まとまっている」です。
これらのレイアウトの基本を身につけるだけで、チラシ以外のデザインにも活かせます。プレゼン資料や企画書作成でも練習台となるでしょう。
参考:ダイヤモンド・オンライン「【デザインが垢抜ける】読みやすいレイアウトはどっち?「わかりやすい」に欠かせない超基本とは?」
わかりやすいデザインの基本:色・フォントからチラシを考える
ここではわかりやすいデザインのチラシの基本を、色とフォントの面から考えます。この2つの要素は、画像と同じくらい大事な要素です。
配色をそろえることでまとまった印象に
チラシ全体を見た時の印象は、色で決まるといっても過言ではありません。配色がバラバラなチラシは、一目見た時に見づらく、読みづらいです。
しかし、全体的な配色を同系色でまとめていると、統一感が生まれ読みやすくなります。ただし同系色「だけ」でまとめると地味になってしまうので、アクセントに鮮やかな色を加えるとよいでしょう。
読みやすいまとまった配色のデザインにするには、大体3色~5色程度が良いとされています。同系色3色+アクセントカラー1~2色+文字の白黒だとデザインも考えやすくなるでしょう。
文字の色選びもデザインの一部
全体的な配色の他に、文字の色選びも重要です。文字の色は、そのまま文章の読みやすさにも直結します。
基本的にチラシの文字の色は黒か白です。濃いめの背景には白抜き文字、白めの背景には黒い文字が基本となります。
この基本の他に、キャッチコピーなど目立たせたい文字だけに他の色を使うことで、まとまりのある文字配色になります。
フォントのタイプによって全体の印象が変わる
文字の要素は色だけではありません。フォントの書体によっても印象が変わります。
例えば、筆で描いたような形のフォントや、MS明朝を代表とした明朝体は、和風で厳かな雰囲気をかもしだします。
反対にMSゴシックなどのゴシック体は、ぱっと見わかりやすく力強い印象を与えてくれます。チラシ全体のイメージに合ったフォント選びをすると、よりわかりやすいデザインに近づくはずです。
わかりやすいデザインの基本:見る人の視線からチラシを考える
ここではチラシを見る時の視線からデザインを考えます。わかりやすいデザインのチラシは、この視線誘導がしっかりとできていることが多いです。
チラシの構図には「アイフロー」が重要
どんなプロダクトのデザインでも、視線誘導=アイフローが重要になります。
人間の視線の動きは、ほとんどの人が一定です。そしてその動きは文字の流れによって決まります。
基本的に、横書きの文字のデザインではZ型に動き、縦型ではN型に視線が動きます。つまり、それに沿った配置にすれば「わかりやすく、読みやすい」デザインとなるのです。
ZやNの動きの途中で止められてしまうようなデザインは、その先を読んでもらいにくいです。自分が新聞やポスターを見た時にどういう風に視線を動かすのかも考えてみましょう。
写真・イラストで視線の始点を作り出す
アイフローの始点は、必ずしも文字ではありません。目立つ写真やイラストを置くと、最初にそれが目に飛び込みます。
すぐ近くに文字があれば、それを追い始めます。これが視線誘導です。
アイフローを作り出すのは文字だけではありません。写真やイラストを最初に目に飛び込むように置くと、アイフローのスタート地点を作れることを覚えておきましょう。
キャッチコピーの方向でも視線誘導を
写真やイラストと同じく、目立つキャッチコピーでもアイフローを作り出すことができます。
キャッチコピーを見て、近くにある文字を読み、その先にある文字を読み…目立つキャッチコピーさえ作れれば、写真やイラストと同じくスタート地点とすることができます。
アイフローのスタート地点ができれば、そのチラシを読ませたも同然です。あとは読みやすい配色・フォントを選んでいれば、内容は自然と頭に入ってくるようになるでしょう。
まとめ
この記事では、わかりやすいデザインのチラシの基本を色・フォント・アイフローの3つから解説しました。
これらの観点は、様々な配布物や掲示物のデザインにも繋がります。読みやすい・わかりやすいデザインの基本は、広告物全般にいえることなのです。
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