体験型広告とはどんなプロモーションをすること?種類やメリットを解説
2000年代以降になってから、私たちの消費行動に大きな変化が見られるようになりました。モノを所有することより、コトによって得られる体験や経験に価値をおくようになったのです。
それにともなって企業の広告手法も、これまで通りというわけにはいかなくなりました。多くの企業が、体験型広告に力を入れている理由がここにあります。
そこで今回は、体験型広告とはどんなプロモーションなのかご紹介したいと思います。体験型広告を最大限に活用できれば、消費者の心を動かし、さらに大きな反響を得ることができますよ。
目次
体験型広告・プロモーションにはどんな種類があるの?
ではさっそく体験型広告・プロモーションにはどんな種類があるのかみてみましょう。従来からある手法ですが、じっさいに体験して商品・サービスの良さを認知してもらえる効果的な方法です。
試飲や試食などのイベント開催
スーパーやショッピングモールなどで開催される試飲や試食イベントも、消費者はついつい購入してしまう代表的な体験型広告・プロモーションです。試してみて「美味しい」が、そのまま購入につながります。
また、消費者の反応をダイレクトに感じることができるメリットもあります。たとえ味が良くても、購入につながらない要因は他にも考えられるからです。価格の妥当性やイベント開催の場所選びなど、改善するべき点を分析するよい機会です。
無料体験・トライアルキャンペーンの実施
一定の期間利用してみないと良さが分からない商品・サービスには、購入や申し込み前の無料体験・トライアルがあることが多いですよね。体験型広告として、アプリやWebサービスを中心に取り入れられています。
また、家事代行サービスや宅配サービスなども、通常価格よりも安いお値段でお試しができます。高額な商品・サービスこそ、体験型広告・プロモーションで「まずはお試しでやってみよう」と思ってもらいましょう。
サンプリングなど
サンプリングでは、化粧品や飲料などの試供品を街頭やショッピングモールで配布します。しかし、あまりにも大きいものや、重たいものには適していません。食品や飲料、健康食品、化粧品など、日常生活でリピートする商品に向いています。
また、ターゲットが曖昧だと、配るだけで終わってしまう恐れも少なくありません。ですから、引き換え券やクーポン券を配布して店舗でサンプルと引き換える、あるいは、アンケートに回答してもらったらサンプルを配るなどの工夫が必要です。
インタラクティブな仕組みを活用した体験型広告も効果的
また、最近では双方向のコミュニケーションを可能にする、インタラクティブな体験型広告も注目されています。SNSや最新の技術を用いた手法をみてみましょう。
参加型SNSキャンペーン
参加型SNSキャンペーンは、自社公式アカウントのフォローや、キャンペーン投稿のシェアをしてもらったユーザーに、抽選でプレゼントやクーポンを提供します。他の体験型広告よりも低予算で実施できることがメリットです。
キャンペーンの内容は、フォトコンテストや投票など、「面白そう」「楽しそう」で、気軽に参加できるものが望ましいでしょう。ユーザーはリアルタイムでキャンペーンに参加でき、他のユーザーの投稿を見るなどの体験ができます。SNSの拡散力の強さも期待できますよ。商品・サービスの認知度を上げるだけでなく、自社のファン作りや双方向のコミュニケーション構築にも効果的です。
デジタルアトラクション
近年デジタルアトラクションは、人の動きを読み取るセンサーや音声認識システムAIを駆使して、体験者と双方向のやり取りができることが魅力です。デジタルアトラクションそのものが体験型広告として、目玉コンテンツになることもあります。
また、科学館や博物館などで遊びながら学べるツールとして、あるいは、駅や街頭のデジタルサイネージとしても活用されています。
VRやARなどの仮想現実
仮想現実と現実世界を融合する技術も、体験型広告の手法として取り入れられています。代表的なものはVR広告とAR広告です。VRは仮想現実のことで、コンピューター上で作られた3D空間に、あたかもその場にいるかのように見える技術です。ゲーム業界や観光業界におすすめの体験型広告です。
いっぽうARは拡張現実のことで、コンピューター上で作られたデータが現実の空間に存在するかのように見える技術です。自分自身で試せるような、化粧品のサンプルやメガネの試着などに向いています。
体験型広告・プロモーションを活用する3つのメリット
このように、体験型広告・プロモーションは話題性や集客効果に期待できます。ここでは、活用するメリットをもう一度確認してみましょう。
じっさいに体験するためイメージしやすい
いくら商品のよさを言葉で伝えようとしても限界がありますよね。押し売りのような強引なセールスになってしまっては、獲得できる見込み客も失ってしまいます。体験型広告・プロモーションは、じっさい飲んで食べてみる、サービスを利用してみる、使用してみることで、体験者が商品・サービスを簡単にイメージできることがメリットです。
プロモーション後は、体験者のリアルな感想や声をまとめておくと、今後の広告施策に役立ちますよ。
最初の一歩までのハードルが低い
商品やサービスは気になるけれど、すぐに購入するのは不安という人も多いです。しかし、トライアル期間が設けられている、あるいは、簡単に参加できる仕組みがあれば、「ちょっと試してみようかな」と思うものです。
とくに近年、モノからコト消費に変化したことで、「面白そう」「今までにない」体験や経験に価値がおかれるようになりました。魅力的なキャンペーンやイベントを開催すれば、集客効果も高まります。
利用者による口コミやSNS拡散が期待できる
体験の共有も、消費者の新しい価値観のひとつです。「いいもの」「楽しいもの」は、SNSを介してすぐに情報が拡散されるようになりました。体験者の投稿は口コミとして信憑性も高いので、効果的な広告になりますよ。
いっぽう、SNS運用は炎上しやすい特徴もあります。企業のイメージを損なうことがないよう注意する必要もあります。
まとめ
体験型広告・プロモーションには、ショッピングモールでの試飲や試食イベント、無料体験やトライアルキャンペーン、試供品などのサンプリングなどがあります。じっさいに商品・サービスを利用してもらうことで、体験者に納得して購入してもらうことができますよ。
最近では、モノからコト消費へ変わったことで、体験から得られるものにより価値がおかれるようになりました。体験型広告・プロモーションをうまく活用すれば、「面白い」「特別な」体験情報が口コミとして拡散されるでしょう。さらに、認知度アップに繋がるだけでなく、企業としてブランディングも確立できますよ。
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