会員が増えるフィットネスクラブの必携集客方法6選！コツは「アピール」にあった

フィットネス人口が右肩上がりになるにつれ、フィットネスクラブ自体の集客は難しくなってきています。選択肢が増えて「フィットネスクラブに通わない」という選択をする方が増えているからです。

そんな状況でフィットネスクラブが会員数を増やしたいとなると、しっかりコツを抑えた集客方法を行わなければ結果が出ないでしょう。では、フィットネスクラブが行うべき集客方法とはどんなものでしょうか？

この記事では会員数を増やしたいフィットネスクラブ向けに、必ず行うべき集客方法と集客方法に合わせたコツについて解説します。

拡大を続けるフィットネス業界…競合に勝って集客するには？

なぜフィットネスの集客にはコツが必要なのでしょうか？まずはフィットネス業界の現状を把握し、集客に役立てていきましょう。

フィットネス人口は右肩上がり＝ライバル多数

2023年現在、フィットネス人口は右肩上がりとなっています。2019年のコロナ禍以降、急激にスポーツジムなどを始めとしたフィットネス施設は減少しました。しかし、2022年5月頃から徐々に回復傾向にあり、会員数も前年比増加傾向にあります。

また、コロナ禍によって「健康のための運動習慣」を見直す動きが盛んになりました。リモートワークなどで外出が減ることによる健康問題も取り沙汰され、フィットネスへの関心は増えつつあります。

そのため、様々な需要に応えるフィットネスクラブも徐々に増えてきており、今後もまた会員数が伸びると予想されます。ということはライバルとなる店舗は今後まだまだ増加傾向と予想できるでしょう。

自宅でできるフィットネスが流行中？

フィットネスクラブの会員数の回復傾向と同時に、自宅でできるフィットネスへの関心も高まっています。

例えば、コロナ禍にあった2020年頃では「自宅トレーニング」といった検索ワードのボリュームが急激に増加しました。また、家にいながらにしてパーソナルトレーニングができるレッスンサービスも増えています。

この頃に自宅でできるフィットネス習慣を身に着けた方は「フィットネスクラブに通わなくても家でトレーニングができるから良い」と感じていることでしょう。

クラブに通う必要性をアピールすることが重要に

フィットネスクラブ会員数の増加、そして自宅フィットネスの需要と、まさにフィットネスクラブの集客は難しいものになっています。

「通わなくても良い」という風潮が広まりつつあるなら、そう思っている方が「通ったほうが良いかもしれない」と思うような集客方法を考える必要があるでしょう。

だからこそ、フィットネスクラブの集客では「通う必要性」をアピールしなければいけません。具体的にはフィットネスクラブの「優位性」のアピールを盛り込んでいきましょう。

参考：経済産業省「フィットネスクラブの動向（特定サービス産業動態統計速報（２０２２年１２月））」

【Web編】フィットネスは個性をアピールしよう！集客方法3選

ここからは具体的なフィットネスクラブの集客方法をご紹介します。まずはWeb集客での方法です。

①お役立ち情報でアピールするSNS戦略

フィットネスを問わず、SNSでのスクール・レッスン集客は絶対にやるべき集客方法の一つです。とはいえ、SNSで直接会員募集ばかりをアピールするのは禁物といえます。なぜかというと、SNSにおいては直接的な集客が敬遠される傾向にあるからです。

フィットネスに関するSNS検索を行うユーザーは、自分達だけでは知り得ない情報を求めています。プロならではの知識やトレーニング法を織り交ぜて「Instagram」に投稿すると良いでしょう。

Instagramは各種SNSの中でも特に動画投稿がしやすく、投稿できる文字数も多いため、役に立つトレーニング法を投稿できます。ただし拡散力が弱いため、ハッシュタグは必ずつけるようにしてください。

②地域にWebからアピールするGoogleビジネスプロフィール

Web集客では、MEO対策（マップエンジン最適化）のため「Googleビジネスプロフィール」の充実を図りましょう。

Googleビジネスプロフィールは、店舗を持っている経営者であれば誰でも無料で登録できるサービスです。登録すると、Googleで「地域名フィットネスクラブ」で検索した際に出やすくなります。

また、優良評価が貯まると検索上位になり、さらに地域でフィットネスクラブを探しているユーザーにアピールすることが可能です。

③情報が詰まったLPでアピールしよう

Web集客でアピールとなると、HPの制作・拡充も視野に入ります。しかし、更新が大変という悩みもつきものです。HPの代わりにLP（ランディングページ）の制作も視野に入れると良いでしょう。

LPは簡単に言うと「集客に特化したHP」です。メインとなるページと問い合わせページの2～3ページで完結する事が多く、制作費もあまりかかりません。

自分のフィットネスクラブの特徴を最大限に押し出しやすく、会員登録や無料体験登録への誘導もスムーズです。SNSやGoogleビジネスプロフィールよりも多くの情報をまとめて掲載できるため、各種情報の誘導先として最適といえます。

【アナログ編】地域にフィットネスをアピールする集客方法3選

次に紹介するのはアナログ手法でのフィットネスクラブの集客方法です。ここでは地域に対してのアピールが重視されます。

④地域情報誌は「気づかせる」効果あり

地域情報誌への広告出稿は、スクール系でもおなじみの集客方法です。昔ながらの方法に思えますが、地域情報誌への出稿はある効果が期待できます。それは「気づかせる」という効果です。

Webなどでフィットネスクラブを検索する方は、フィットネスクラブを探している方です。しかし、そもそも自分の住んでいる地域にフィットネスクラブがあると知らない方もいます。

そういった方々は自分から検索をしません。地域情報誌をめくっていたら「フィットネスクラブがある」と気づいた…そんな効果を狙っていきましょう。

⑤交通広告できっかけの積み重ねを

交通広告は、いつも利用する駅やバスなどでふと目に入り、存在をアピールするという目的があるため、きっかけ作りのアピールとしては最適です。

そのため、交通広告では簡潔なキャッチコピー（クラブの特色をアピールする内容）、施設の場所を重点的に配置するようにしてください。

毎日目にすることが多いため、こちらも刷り込み効果が期待できます。興味が湧いた方は検索をすることも期待できるため、HP・LP制作も活かされやすいでしょう。

⑥チラシをポスティングしてお得さをアピール

ポスティングも集客方法としては古い手法と思われがちですが、地域に対しては十分なアピール力があります。

交通広告や地域情報誌の広告との違いは、紙面の広さと自由度です。他の2つの集客方法よりも多くの情報を詰めることができます。

紙面の自由度と広さは、他のフィットネスクラブとの違いや特色をアピールしやすくなる効果があります。また、ターゲットが具体的に決まっている場合、多く住んでいる地域に配布することも可能です。狙った層に向けたアピールしやすい紙面作りもできます。

まとめ

フィットネスクラブの会員数は回復傾向にありますが、同時におうちフィットネスの需要など、フィットネスクラブに通う必要性はゆらぎつつあります。

そのため、フィットネスクラブの集客では「フィットネスクラブに通わなければいけない」「通いたい」と思わせるアピールが重要になるでしょう。

集客方法は様々です。Web、アナログと様々な集客方法があります。しかし、どの集客方法でも、自分のフィットネスクラブに通いたい・通わなければと思わせるようなアピールを欠かさないようにしましょう。