大阪府箕面市のポスティング・チラシ配布情報

大阪府箕面市について

箕面市は、もともと二つの南北の山に挟まれた谷なっていて、保水力のない地域でした。もともと農業に適さない特徴を持つ地域ではありましたが、稲作が発達する時代となり、ため池などを作り、農業を行っていましたが、牛馬の放牧地として利用されていくようになります。また、箕面市は西国へ向かう場所として注目され、役人のため馬や食料を提供する場所としても利用されていくようになります。山奥であり、里がない地域であることから、精霊が住む場所でもあると考えられ、大滝もあることから山伏の修行の場となり古代山岳寺院の建設も行われます。歴史的にみて奈良時代末の建設とみられ、高野山や比叡山よりも古いものと考えられています。その後農村として発展していき、大名が出現する時代となりますが、武士の身分を持つものもほとんどおらず、すべてが平民という地域でした。箕面市は特徴のない農村であり、寺院の巡礼をしつつ、紅葉を見たり滝を見たりする場所でしかありませんでいたが、景勝地として優れているという特徴が認められていきます。住環境に最適ということで、大正時代になると住宅が建てられていきました。戦後、箕面市の住宅は更に増えていき、日当たりがよく緑が多いということで、住環境がよいということで人気が高まり、住宅街へとさらに発展していきます。農村で何も歴史的に特徴がない地域であったことがプラスに働き、住みたいと感じさせる街へと変貌していき、現在の住環境がよい街の姿へと発展していきました。箕面市は歴史から考察すると、街の中に自然があるのではなく、自然の中に街ができたと考えられるのではないでしょうか。