ポスティング集客ノウハウガイド
ポスティング・集客ノウハウ集

BLOG

ポスティング反響率最大12%が実現できる!?費用対効果を上げる戦略とは

【第15話】蝶野菜々が荻野智博が試験監督をする診断テストを受ける

未来は決意と出会いで変えられる

主役

●荻野智博(おぎの ともひろ)塾講師歴15年のベテラン。厄年の40歳。妻の流産、もう子供ができない身体であることを知り失意のどん底へ。約五ヶ月の期間、会社を休職し、新しい地区で復帰。そこで同じように数か月間登校拒否で苦しむ蝶野菜々に出会う。

●蝶野菜々(ちょうの なな)中学二年生。部活のトラブルで登校拒否になり、約五ヶ月間引きこもる。たまたま自宅にポスティングで届けられた塾の広告チラシを見て勇気づけられ、中学三年生の春期講習会に参加することを決める。

脇役

●村上乃愛(むらかみ のあ)新中学三年生。中学校は違うが、蝶野菜々と同じ初めて講習会に参加する男子生徒。かなりのイケメンで女子からの人気が高い。毎日自習室で勉強を頑張る蝶野菜々の姿に感銘を受ける。

●登(のぼり)講師。思ったことをズケズケ云うタイプ。荻野智博の熱意溢れる行動に共感を抱く。

●安達(あだち)講師。まだ若く、おどおどしている感じは否めない。登にいつもいじられている。

●中村(なかむら)講師。中堅講師。滝川洗練会を引っ張っている。

●佐々木愛華(ささき あいか)講師。以前荻野が所属していた地区の部下。荻野の公認として奮闘する。

●荻野綾子(おぎの あやこ)荻野智博の妻。流産し、子供を産めない身体になる。

●蝶野良子(ちょうの りょうこ)蝶野菜々の母親。病院に看護師として勤務している。母子家庭でここまで育ててきたが、蝶野菜々の不登校の一件以来、親としての自信を失っている。そのため再婚に焦っている。

●伊藤(いとう)土木業勤務。蝶野菜々の母親の再婚相手。中卒。不登校の名蝶野菜々の様子を知り、高校に行かずに働くよう命令する。かなりの亭主関白で、DVの気が強い。

小説家 ろひもと 理穂

第15話 蝶野菜々が荻野智博が試験監督をする診断テストを受ける

荻野智博ら数名の塾講師のこれまでの努力が数字になって表れた。

かろうじで昨年の春期講習会の一般生の募集数を更新できたからである。

募集の柱はなんといっても顧客の口コミだ。評判ななければいくら広告をうっても効果は薄い。逆に生徒や保護者の間で良い評判が作れていれば、広告費をつぎ込まなくても集客は見込める。

あとは顧客のまったくいない地域への広がりがポイントだった。そのために荻野智博らは毎朝のように出勤前にポスティングを行い、塾生の少ない地域に広告チラシを配布して回った。配布した数は累計で二千近くだろうか、その甲斐もあって、新規生の集客につなげることができた。

二千配って三名の新規申し込みは、少ないように思われるかもしれないが、これまでの経験上、ポスティングから有料の講習会に三名も参加してもらえたら大成功といえる。

ゼロと三はまったく違うからだ。この三名が講習会で洗練会を気に入り、入塾を熱望し、その後、飛躍的に成績を伸ばすことができれば、この不毛だった地域に評判の芽を芽吹かせることができる。三名が五名となり、五名が十名となる。地道な作業ではあるが、これが進学塾の集客の王道だった。

三月二十一日の今日は春期講習会前の実力診断テスト並びに講習会の説明会の日である。

小学四年生から中学三年生までが時間別に訪れ、数時間に及ぶ講習会初日を迎える。

その中には無料体験会に参加してみてから春期講習会への申し込みを決めた新中学三年生の蝶野菜々の姿もあった。

蝶野菜々は約四ヶ月の登校拒否をしている最中である。新学期からの学校復帰を目指し、広告チラシの内容を読んで勇気をもって申し込みを決断した。

こうして大勢の生徒のなかに混じる事すら久しぶりのことだった。

蝶野菜々は必要以上に緊張していた。学校の知り合いがいたらどうしようかと辺りが気になるのだ。あっという間に学校で噂になるかもしれない。あいつは学校に来ていないのに、塾には行っていると、後ろ指を指されるのは容易に想像できた。

滝川市にある洗練会の本校スクールに集まった新中学三年の講習会生はちょうど二十名。

市内には三つの中学校があるが、それ以外にも砂川や赤平、新十津川、芦別、石山などといった市外からの生徒も多数参加している。

蝶野菜々の学校から参加しているのは、ざっと顔ぶれを見たところ誰もいなかった。

蝶野菜々は、ホッと胸をなでおろして席についた。

同時に体験会に参加したときに出会ったイケメンの男の子の姿がないことにショックを受けている自分にも気が付いた。

確かに蝶野菜々が通う中学校から春期講習会に申し込んだ講習会生は三名で、そのうち本日の診断テスト・説明会に出席している新中学三年生は蝶野菜々ひとりであった。

知り合いは誰もいない。

まずは余計なプレッシャーが少しだけ軽減できたといっていいだろう。

 

「さあ、時間なので始めようか!」

 

いつのまにか一番前の席に座る蝶野菜々の前に講師が立っていた。その顔に見覚えがあった。

荻野智博である。無料体験会のときに担当していた講師だ。

あのときは長期欠席をしている間の学校内容だったのでまったくついていけなかった。実際に数学の問題は一問も解けなかった。何を聞かれているのか。何を答えていいのかよくわからなかったのだ。だからまったく手が動かなかった。

今回は中学一年や中学二年の前期内容も出題されるテストである。前回以上には手が動くだろうし、丸もつくはずだった。

診断テストは国語・数学・英語の三科目で行われた。春期講習会後半の時期にはこれに社会や理科も加わった五科目のテストがると聞いていた。

蝶野菜々には自信があった。

これまでさほど勉強を積んできたわけでもなく、この日のために準備したわけでもない。だが、ある程度はとれるだろうと考えていた。そう考える理由は簡単で、以前は休まずに学校に行っていたからだ。

しかし数学・英語のテストを実際に受けてみて忘れていることが多いことに驚いた。

これは平均点を突破するのも厳しいかもしれないと内心冷や冷やものだった。

それというのも蝶野菜々の前に突然現れた母親の再婚相手は、塾に通うことに反対だったからだ。母親はそれを何とか説得し、貯金を崩して講習会へ参加できるよう手続きしてくれていた。

義父になるのだと云い張るその禿げた中年オヤジには、一発殴られている。腹がたって云い返したが、内容を今考えると無理があったような気がして後悔していた。塾に通って地域NO1の進学校を受験すると云い張ってしまったのだ。

母親は驚き、そして泣いて喜んでいたが、男は不敵に笑っていた。

本当にお前にそんなことができるのか?といった侮蔑した表情だった。

蝶野菜々は意気込んでそう云ってはみたものの、何をどう準備していいのかわからずに今日を迎えている。頭がまったく働かないことに蝶野菜々は焦りを感じていた。

診断テストと説明会が終了し、生徒が帰ったのを見届けると、荻野智博らはテストの採点を始めた。テストのレベルはそこそこ高い。学校の定期試験より少し難しいくらいだろうか。各科目60点満点だが、平均点は23点前後になる予定だ。

「参ったな……」

荻野智博が採点しながらそう呟いた。

蝶野菜々の数学のテストが9点だったからだ。正解したのは計算問題の三問だけ。

目の前に座って同じように採点を進めている登が、無言で英語の答案を手に取って荻野智博に見せた。蝶野菜々の答案だった。得点は4点。さすがにここまで点数が取れない生徒を見るのは稀で、荻野智博は頭を抱えるのであった。

無料eBook:攻めの集客ノウハウ完全ガイド

無料eBook「ディマール(Dimar)」では、集合住宅のマーケティング手法からポスティングの効果と業種別の具体的な集客方法まで施策内容をまとめたPDFを無料で提供しています。

本書はポスティングの効果と、具体的な施策内容を全20ページに渡って詳細に解説しているものです。マーケティング戦略によるポスティングの目的はたった一つだけ。それは「売上をあげること」です。そして当社の全く新しい手法を実践して頂くと、競合他社に比べてお客様を獲得し、売上をあげることができます。

もし、集客でお困りなら、下記より必要事項を入力後にダウンロードして頂き楽しみながらじっくりとお読み頂けると幸いです。

是非、貴社の集客マーケティングにもご活用下さい。

私たちは、企業の規模を問わず、それが本当に価値のあることであれば、喜んで集客のお手伝いさせていただきます。


無料eBookをダウンロード

あなたにおすすめの記事

まずはお気軽にお問い合わせください。
03-5879-2213平日 09:00~18:00
ポスティングなのにDM並みのリーチ!
攻めの集客ノウハウ完全ガイド